目次
自宅で水道に関するトラブルが発生した場合には、早急な修理が必要です。基本的には業者に修理を依頼する必要がありますが、トラブルの種類や程度によっては、自分で修理できることもあります。
本記事では自分自身でも対応できる水道修理の方法や業者に依頼する場合の選び方、おすすめの業者などを詳しく紹介しています。
水道の修理は自分でできる場合とできない場合がある
水道を自分で修理できるか否かは、トラブルの程度によって異なります。例えば以下のような軽微なトラブルなら、自分でも十分に修理可能です。
- 水道管から軽く水漏れが発生している
- 蛇口を取り替える
- バルブを取り替える
- 軽度のトイレの詰まりを解消する
一方で配管の交換、配管の故障などのトラブルの場合は自分で修理するのは難しくなります。また自分で修理可能なトラブルでも、重度な場合は自分での修理はできません。
水道の修理が自分では難しい場合には、専門の業者に依頼するのが一般的となります。
自分で修理可能な場合でも、自信がないなら最初から業者に頼むのがおすすめです。知識や技術が不足しているにもかかわらず自分で修理しようとすると、逆に悪化させることもあるので注意しましょう。
水漏れに気づいた時の応急処置
自宅で水漏れが発生していることに気づいた場合、まずはそれ以上被害を広げないための応急処置をしましょう。
具体的に取るべき応急処置の方法を解説します。
止水栓を閉めることで水を止められる
最も簡単なのは止水栓を閉めることです。基本的には水漏れが発生している蛇口の近くに、止水栓があります。止水栓を閉めれば、それ以上蛇口から水漏れが発生することはありません。
止水栓の閉め方は、種類によって異なります。ハンドル型の場合は手で回すだけでOKです。アングル型、ストレート型の場合には、マイナスドライバーを使う必要があります。そのため万が一の水漏れトラブルに備えて、マイナスドライバーを常備しておくと安心です。
なお、止水栓が見つからなかったり、閉め方が分からなかったりする場合は、大元の元栓を閉めるのも手です。水道の元栓は、水道メーターの近くに設置されています。
ただ元栓を閉めると、水漏れが発生している箇所だけではなく、家全体の給水が止まってしまう点には注意してください。
賃貸物件の場合には管理会社か大家さんにまず相談
賃貸物件に居住している場合は、すぐに管理会社や大家さんに連絡しましょう。管理会社や大家さんの方が物件のトラブルに対処し慣れている場合が多いです。そのためトラブル時にはすぐに水道業者と話をまとめてくれて、修理の手配をしてくれます。
管理会社や大家さん経由で行うことで自己負担の費用がかからなかったり、自分で手配するよりも割安価格になったりすることが多いので、活用しない手はありません。
ただし夜中など、管理会社や大家さんとすぐに連絡が取れない時間帯に水漏れトラブルが起きることもあります。その場合はとりあえずの応急処置として、水漏れ箇所にバケツを置くなどの対処を講じましょう。
自分でできる水道修理の例
水道で起きたトラブルは、自分自身で修理できる場合もあります。具体的には以下のようなケースなら、業者を呼ばずに自分でも修理可能です。
- 水道管からの軽い水漏れへの対処
- 蛇口やバルブの取り替え
- 軽度なトイレ詰まりの解消
それぞれ詳しく解説します。
水道管からの軽い水漏れへの対処
水道管から軽い水漏れが起きている場合は、自分自身で対処できます。水漏れが発生している箇所に、自己融着テープ、防水補修テープ、水道用ラップテープなどを巻けばOKです。
水漏れの原因となっている水道管のヒビの部分が塞がれるため、水漏れを解消できます。
ただし、あくまでも補修をしただけの状態であり、水道管が直った訳ではありません。そのため使い続けると、ヒビが拡大したり、テープが剝がれたりすることで再び水漏れが起きる可能性もあります。
よって、一時的な対応として自分で応急処置をするのはOKですが、いずれは水道管そのものの交換が必要になることは頭に入れておきましょう。既に水漏れの兆候は出ているので、大規模な水漏れが起こる前に先手を打って水道管の交換を業者に頼むのがおすすめです。
蛇口やバルブの取り替え
蛇口やバルブの取り替えも、自分で修理可能です。しかし、きちんと手順を理解し、工具を揃えておく必要があります。また複雑な取り付け構造になっているなら、自分で修理するのではなく業者に依頼するべきです。
まずは以下の工具を準備します。
- パイプレンチ(もしくはアジャスタブルレンチ)
- プライヤー
- テープゲージ(もしくはメジャー)
- テフロンテープ
- バケツ
- タオル
実際に作業する流れは下記の通りです。
- 止水栓を閉めて水を遮断する
- レンチやプライヤーを使い、既存の蛇口を取り外す
- 新しい蛇口を取り付ける(接続部分にシールテープを巻く)
一連の手順が完了したら、新しく取り付けた蛇口を回して、水が流れるか、水漏れが解消しているかテストしてください。
なお上記の手順はあくまでも、一般的な蛇口の取り替え手順となります。蛇口の形状や種類によっては異なる流れが必要な場合もあるので、メーカー発行の説明書なども参考にしつつ作業を進めてください。
軽度なトイレ詰まりの解消
トイレが詰まった時のトラブルは、自分で解消できます。一時的に一気に流しすぎた場合は、ラバーカップを使うのが一般的です。ラバーカップは薬局やホームセンター、ECショップなどで購入できます。
ラバーカップの準備ができたら、詰まりが生じているトイレの便器内にゴムの部分を当ててください。次にラバーカップが水に浸るように、水をつぎ足します。トイレの排水口とラバーカップの間に空気が入り込むと、ラバーカップの効果が薄れてしまうためです。
そしてラバーカップをゆっくりと押し込みます。カップが十分に凹んだのを確認できたら、今度は力を入れて一気に引き抜いてください。この時、つぎ足した水が飛び散る可能性が高いので、予めシートを引くなりして対策しましょう。
こうすることで、詰まりの原因になっているものが便器内に戻ってきます。本来流すべきではない固形物等がある場合は、手袋を使って取り出し、再度水を流せば詰まりは解消するはずです。
その他にもトイレの詰まりは、真空式パイプクリーナー、ワイヤーブラシなどを使って解消できる可能性があります。自分で対処しても詰まりが解消しなかった場合、もっと奥深い部分に詰まりの原因がある可能性が高いので、業者への修理依頼を検討しましょう。
業者に依頼した方がいい場合の水道修理の例
自分で修理できない水道のトラブルは、業者に修理依頼をしましょう。具体的に以下のようなケースに当てはまる場合には、業者に依頼する必要があります。
- 壁や床を取り外しての水道管の修理
- 配管の交換
- 重度なトイレの詰まりへの対処
- 給湯器の修理
それぞれ詳しく解説します。
壁や床を取り外しての水道管の修理
水道の故障が目に見えていない部分で起きている場合は、壁や床を取り外した修理が必要です。壁や床を取り外した上で水道管の修理を行い、さらに取り外した壁や床を元に戻す作業は、自力で行うことは困難である場合があります、水道の修理に関する高度な知識やスキルが必要で、すべてを正確かつ確実に済ませるのは難しいでしょう。そのため業者に対応を依頼することをおすすめします。
また賃貸住宅の場合、勝手に壁や床を取り外す修理を行うと、管理会社や大家さんとのトラブルの原因にもなりかねません。表には見えていない部分が水道トラブルの原因になっているなら、最初から業者に依頼するのがおすすめです。
先に自分で修理を試みて、失敗したから業者に頼るといった対応をすると、二度手間になってしまいます。
配管の交換
配管の交換が必要になる場合は、業者に依頼しましょう。特に配管が古く劣化が激しい場合は、既存の配管を取り外す作業も大変です。中には数日をかけてようやく修理が完了するケースもあります。
長期的に見て、安心かつ安全に水を使える状態にするためには、費用をかけてでも業者に依頼して交換作業をしてもらった方が確実です。
重度なトイレ詰まりへの対処
軽微なトイレの詰まりであれば、ラバーカップや真空式パイプクリーナー、ワイヤーブラシなどを使って自分でも解消できます。排水路に詰まりが生じているなら、自分でも十分に解消できるでしょう。
しかし排水路の先にある排水管で詰まりが生じている場合、自分で解消するのは困難です。無理に解消しようとすると、かえって詰まりを悪化させる原因にもなりうるので、最初から業者に修理を対処を依頼しましょう。
特に、日ごろから本来トイレに流すべきではない残飯や固形物、水を吸う異物などを流している場合は、かなり重度な詰まりが発生している可能性があります。
業者に依頼すると、専用の工具や高度な技術などを駆使して、詰まりの原因を完全に解消し、さらに今後詰まりを生じさせないためにどうすべきかなど、アドバイスをくれるでしょう。
給湯器の修理
キッチンの蛇口からお湯が出なくなったり、お風呂場のシャワーの温度が冷たいままだったりする場合は、給湯器で故障が発生しています。給湯器の修理はいくつか自分自身でも解決できますが、再起動などを試しても依然として直らない場合には、業者への修理依頼が必要です。
また、修理自体が困難な故障であるケースや、メーカーのサービスマンしか対応できないケースもあります。その場合には、メーカーに依頼して給湯器そのものを交換しなければなりません。賃貸住宅の場合は特定のメーカーしか扱っていない可能性が高いので、必ず管理会社や大家さんに連絡して対応を任せましょう。
戸建て住宅の場合は特に給湯器選びに制限はないものの、スムーズに交換するために、既に設置済みの給湯器を扱っているメーカーに連絡して、代替品を持ってきてもらうのがおすすめです。
自分で水道の修理を行う際に知っておきたいこと
水道のトラブルが発生した時、自分で修理をすること自体は可能です。しかし実際に修理する際は、以下のような点を知っておく必要があります。
- 水がコンセントや電気製品にかからないようにする
- 適切な工具を用いて修理を行う
- 修理に対して不安があるならば業者に依頼した方が良い
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
水がコンセントや電気製品にかからないようにする
自分で水道の修理をする際は、水が飛び散る可能性が高い点に注意しましょう。水が飛び散ってコンセントや電気製品にかかった場合、感電するリスクがあります。さらに火災が発生する危険性もあります。
そのため水道の修理を行う前に、必ずコンセントや電気製品周りの安全を確保しておくようにしておくことが必要です。まずは必要のないコンセントは抜き、なるべく水道から遠ざけておきましょう。念のためコンセントにはカバーを付けておくと安心です。
またビニール袋やブルーシートなどを使って、壁や床に水が濡れないように対策することも重要です。壁や水が濡れると、腐食や悪臭などの原因にもなり得ます。
適切な工具を用いて修理を行う
水道の修理を行う際には適切な工具を準備してから取り組むようにしましょう。
例えば、接続部分の緩みをしっかりと締め直すためには、パイプレンチやスパナなどを利用します。
もしもこれらの工具がないからといってペンチなどで代用して締めた場合、正しく締まらずに不具合を再発してしまう原因となってしまいます。
水道の修理で利用される工具には以下のようなものがあります。
- モンキーレンチ
ナットやボルトを締めるための工具です。スパナでも代行可能ですが、モンキーレンチの方が頭のサイズを変更できるため便利です。 - ドライバー
ネジを回すための工具です。ネジ穴のサイズに合ったドライバーを準備しましょう。
- ピンセット
細かい部品を扱うための工具です。時には細かい部品を扱うこともあるため、その際の作業のやりやすさが向上したり、部品を落としたりしないために活用できます。 - 水栓レンチ
蛇口を取り外すために利用する工具です。一般家庭にはあまりない工具かもしれませんが、ホームセンターなどで購入可能です。
修理の内容に合わせた適切な工具を用いることで、再度不具合が起こらないような修理を行うことが可能となります。
修理に対して不安があるならば業者に依頼した方が良い
水道のトラブルは、生活に直結する重要な問題です。そのため何かしらのトラブルが生じた時、少しでも不安があるなら最初から業者に依頼するようにしましょう。
自分で修理を行う場合は、費用を安く済ませられるというメリットはあります。しかし作業の正確性や結果の確実性は保障されていません。素人が下手に手を出すと、却って状況を悪化させてしまうということはよくあります。
業者に依頼すると、トラブルの表面的な解決だけではなく、根本原因までしっかりと解決してくれます。そのため一度修理が完了したら、しばらくは水道のトラブルとは無縁で安心して過ごせるようになるのがメリットです。
自分で修理する場合に比べて費用が高くかかる点はデメリットですが、長期的に見たメリットを考慮すると、コストを支払うだけの価値も十分にあります。
自分で水道修理する際のリスク・デメリット
自分で水道修理をする際は、大きなリスクやデメリットがあることを理解しておきましょう。具体的には以下のようなリスク、デメリットがあります。
- 修理に関する専門的な知識が必要
- 二次被害を招いてしまう恐れがある
- 家にある工具だけでは対応しきれない可能性がある
それぞれの点について詳しく解説します。
修理に関する専門的な知識が必要
水道を修理するためには、修理に関する専門的な知識が必須です。まずは最低限、水道がどのような構造になっているかを理解しておく必要があります。そして自分で修理するなら、どこがトラブルの原因になっているのか特定できる知識も必要です。
原因が特定できたら、原因に応じて適切な対処を施す必要があります。どの原因にはどの対処法が得策なのか、しっかりと理解しておかなければなりません。
さらに実際に修理をする際は、安全対策も必要です。安全対策についての十分な知識がないと、作業中に事故が起こり、ケガしてしまう可能性もあります。
専門の修理業者は高度な知識だけではなく、高度なスキルも持ち合わせています。ある程度訓練を積んでいる業者に修理を依頼した時と自分自身で修理した時の作業の質を考えると、業者に依頼する方が適切で丁寧な作業を行えることは言わずもがなでしょう。
二次被害を招いてしまう恐れがある
業者に頼まず、自分で水道修理をする際に生じうる大きなリスクは二次被害です。トラブルを解決できたと思っても、実は表面的に解決したように見えるだけで、トラブルは深刻化しているということも珍しくありません。
そうなると、近いうちに同じようなトラブルが再び起こる可能性があります。さらに以前と比べて、状態が悪化している可能性が高いです。
また修理中は、きちんと対策していないと水が床や壁に飛び散ります。その後始末がしっかりとできていない場合は、腐食や悪臭、カビ、シロアリの発生などの二次被害にも繋がりかねません。
加えて、2階以上に居住している場合には、階下への水漏れが発生し、ご近所トラブルに発展する危険性もあります。仮に修理に成功したとしても、二次被害についてもケアしなければならないため、やはり自分で水道修理を行うのは難易度が高いと言えるでしょう。
家にある工具だけでは対応しきれない可能性がある
自分で水道修理を行う場合、家にある工具やスーパー、ホームセンターなどで購入できる工具のみを使います。業者が持参してくるような特別な工具は使えません。
そのため自分の修理作業でできることには、どうしても限界があります。奥深いところの作業、複雑な作業などは、市販品で用意できる工具だけでは難しいでしょう。
失敗しないための水道修理業者の選び方
水道修理は業者に頼むのが基本です。しかし、ひとえに水道修理業者と言っても、どの業者を選ぶのがベストなのか分からないと悩む方も多いでしょう。
そこで水道修理業者選びを失敗しないためのポイントを解説します。具体的には以下の6点に注目して、依頼する複数水道業者をピックアップして比較検討しましょう。
- 料金体系が明瞭か(事前に見積もりをもらえるか)を確認
- 素早く対応してもらえるか
- 居住エリアをカバーしている業者かを確認
- Web上のレビューや口コミが高評価かどうか
- アフターサポートは充実しているか
- 上場している企業かどうか
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
料金体系が明瞭か(事前に見積もりをもらえるか)を確認
水道修理をしてもらうと、作業後に思わぬ費用が加算されている可能性があります。手間のかかる料金関連のトラブルを避けるために、必ず料金体系が明瞭か否かをチェックしましょう。
特にチェックが必要なことは以下の2点です。
- 作業前に見積もりをもらえること
- 見積もり以外の費用が発生しないこと
料金形態については、基本的に公式サイトに記載されています。例えば水道屋本舗の場合ですと、公式サイトのヘルプページに「お客様からご依頼いただいた作業以上の金額はいただきません。」と明記しているため、安心してご利用いただけます。
公式サイトでは料金体系に関して確認できない場合、電話や対面での相談時に必ず自分で確認を取りましょう。
素早く対応してもらえるか
水道関連のトラブルは、比較的急を要するケースが多くあります。そのため、いかに素早く対応してもらえるかも重要なポイントです。水のトラブルが解消するまでは、家庭内で安心して水道を利用できなくなります。
基本的には同じ作業内容であれば、料金が安い方がおすすめです。しかし料金が高くても、対応スピードが速いのであれば、そちらを優先すべき時もあります。価格とスピード感、どちらを重視すべきかは水のトラブルの程度や個々人の対応可能時間などに依ります。
一般的には自宅の近くに支店を設けている業者がある場合は、スピーディな対応を受けられるでしょう。また対応のスピード感を比較する際は、営業時間やサポート対応時間をチェックするのもおすすめです。
特に深夜や祝日などにトラブルが起きた場合は、24時間対応、年中無休で営業している業者を中心に探しましょう。
居住エリアをカバーしている業者かを確認
水道修理業者は、業者や支店ごとにカバーしている地域が異なります。どれだけ良い業者であっても、自分の居住地域が管轄外であれば、修理を依頼することはできません。例えば公式サイト上に「全国対応」の記載があっても、実は居住エリアが対応外になっていることもあるので注意が必要です。
そのため、修理業者を選ぶ際は、最初に「自分の居住地域をカバーしているか」という視点で探しましょう。先にカバーしているか否かを確認しないと、後で管轄外であることに気づいた場合、無駄足を踏むことになります。
自分の居住地域が対応エリアか否か判断する最も簡単な方法は、「○○○(居住地域) 水道修理」のキーワードでGoogle検索をすることです。そうすることで、そのエリアをカバーしている業者名が表示されます。特に「広告」のアイコンが付いている場合は、コストをかけて広告表示をしているので、ある程度実績や信頼性がある業者と考えて良いでしょう。
Web上のレビューや口コミが高評価かどうか
業者の良し悪しを判断するためには、WebやSNS上で見られるレビュー、口コミの内容も重要です。やはり実際に利用したユーザーの声が最も参考になるためです。
ある程度ポジティブな内容や高評価が目立つなら、失敗しづらい業者であると判断できます。逆にネガティブな内容、低評価が目立つ業者は注意すべきです。
各業者の公式サイトにも口コミやレビューが公開されていることが多いですが、この内容は信じすぎないようにしましょう。というのも、業者にとって好都合な内容だけをピックアップして掲載している可能性が高いためです。
ユーザーが自由に書き込めるGoogleレビューや掲示板での投稿、SNSでの投稿こそ、リアルな口コミが掲載されています。
ただ、一般的には悪い口コミは書かれやすいものの、良い口コミは書かれるとは限りません。悪いサービスを受けた場合はどうしても書き込みたくなる心理が働きますが、良いサービスを受けた場合は「特に書き込みたい」と感じない人も多いためです。
そのため、若干悪い口コミが目立つと感じる場合でも、書き込まれていない良い口コミも多数存在している可能性があります。
また、悪い口コミが多いのか、もしくは少ないのかについては、その業者の施工件数にも依存します。
例えば、業者Aも業者Bも悪い口コミが5件書かれていたとして、業者Aの施工実績は100件、業者Bの施工実績は10000件であったとすると、相対的に、業者Bの方が悪い口コミの割合は低いと判断できます。
このように、その業者の施工件数によっても口コミの評価の仕方は異なることに注意しておきましょう。
アフターサポートは充実しているか
水道修理業者選びにおいては、保証やカスタマー対応などのアフターサポートが充実しているかも確認しましょう。例えば修理後あまり期間の経たないうちに再び不具合が生じた場合でも対応してくれるか否かなどが注目ポイントとなります。
またクーリングオフ制度に対応しているかどうか、PL保険に加入しているか否かも重要です。クーリングオフとは、訪問販売や電話勧誘販売で水道修理の営業を受けた時、一定の期間内であれば、無条件で契約を解除できる制度です。水道修理は緊急性が高いという事情もあってトラブルが起こりやすく、クーリングオフが適用されます。
またPL保険とは、業者側が顧客側に何らかの損害を与えた場合、損害賠償を行えるようにするものです。トラブルが起きないに越したことはありませんが、万が一起きた時の対策として、クーリングオフやPL保険に対応していれば、安心して利用できる業者と言えるでしょう。
またサポートがどれだけ充実しているかは、相談時の電話対応などでもある程度判断できます。初期対応時の態度が悪い場合などは、アフターサポートの質が低い可能性もあるので注意しましょう。
上場している企業かどうか
信頼できる水道修理業者か否かを見極める最も簡単な方法は、運営会社が上場しているか否かです。上場企業が運営しているならば、それだけで高い信頼性と安全性が保証されていると言えます。
なぜなら企業が上場するためには、下記のような上場基準を満たさなければならないためです。
- 企業の継続性および収益性
- 企業経営の健全性
- 企業のコーポレートガバナンスおよび内部管理体制の有効性
- 企業内容などの開示の適正性
- その他公益または投資者保護の観点から東証が必要と認める事項
簡潔にまとめると、整備された運営基盤がなければ上場できないということです。
運絵企業が上場している場合は、高い確率で公式サイトに「上場企業運営」という説明があるでしょう。記載がない場合でも、Yahooファイナンスのページで企業名を入力して銘柄が表示されれば、上場していることが分かります。
上場企業が運営している業者ならば、修理の実績も豊富です。また優れた技術を持つスタッフも多数抱えているので、安心して水道修理を任せることができます。
水道屋本舗なら安心して水道の修理を任せられる
水道の修理を行う業者は多くあり、実際に調べてみるとどの業者を選べばいいのか悩む方も多いでしょう。そんな方におすすめの水道修理業者は「水道屋本舗」です。
「水道屋本舗」は東証グロース市場に上場している「株式会社アクアライン」によって運営されています。創業からの年数は25年以上、修理実績は100万件以上もあり、業界最大級とも言われる修理業者です。
水道屋本舗では水回りのトラブル全般に対する修理や点検などのサービスを提供しています。具体的なサービス内容は以下の通りです。
- トイレのトラブル
- キッチンのトラブル
- 洗面所のトラブル
- 屋外・水栓柱のトラブル
- お風呂のトラブル
- 排水管のトラブル
- 排水溝のトラブル
- 給湯器のトラブル
- 蛇口のトラブル
- 水漏れのトラブル
- 水回りの修理
- つまりのトラブル
- その他のトラブル
また、記載のないトラブルに関しても、水道屋本舗なら対応できる場合があります。
そのため何か困りごとがあったら、とりあえず水道屋本舗に相談するのがおすすめです。
水道屋本舗は全国にネットワークを展開しています。公式サイトの「対応エリア」のページをチェックして、自分の居住地域が含まれていたら、気軽に相談しましょう。
水道屋本舗が選ばれる理由3選
数ある水道修理業者の中から、水道屋本舗が選ばれる大きな理由は以下の3つです。
- 相談や点検作業は無料
- パック制の明瞭会計
- もしもの場合でも安心のPL保険加入
それぞれ詳しく解説します。
相談や点検作業は無料
水道屋本舗は修理作業が始まる前の相談や点検作業は完全無料です。実際に作業員に見積もりに来てもらって、内容が気に入らず断った場合でも、一切料金はかかりません。水道屋本舗サイトのTOPページにも「※お見積りにご納得いただけない場合は、一切料金をいただきませんので、お気軽にご相談ください。」と明記されています。
そのため水道のトラブルが発生した時、安心して水道屋本舗に問い合わせることができます。相談や点検に費用がかかる業者の場合、見積内容が気に食わなくても、「既に費用を支払っているから、断るのはもったいない」と考え、納得感がないまま契約することも多々あります。しかし水道屋本舗なら、見積内容が気に入らない場合は断っても損はありません。
水道屋本舗で発生するのは修理作業の料金のみです。
パック制の明瞭会計
水道屋本舗は明瞭会計を採用しており、安心かつ納得した上で修理作業を依頼できる点もメリットです。緊急時の作業には3つのパックがあり、すべてパック単位で料金が決まっています。
パック名 | 点検料 | 緊急修理費用 |
水漏れ対応プラン | 無料 | 5,500円(税込) |
つまり対応プラン | 無料 | 8,800円(税込) |
作業代行プラン | 無料 | 13,200円(無料) |
ちなみに緊急時の作業とは、以下のような作業が該当します。
- 増し締め
- 調整
- パッキン等ゴム類部材交換
- 薬品洗浄
いずれも機材を使わず、30分程度で終わる作業です。作業代行プランのみ、最大45分の作業となります。
緊急修理以外の作業を依頼する場合はパック料金ではなく、作業内容によって金額が変動します。しかしすべて公式サイトの「水回り修理サービス料金表」のページに情報が掲載されており、どなたでも確認可能です。
もしもの場合でも安心のPL保険加入
水道屋本舗はPL保険加盟店です。水道屋本舗が修理を行った後、欠陥があったり何らかの被害に遭ったりした場合でも、水道屋本舗が損害賠償する仕組みになっています。
PL保険に非加入の業者の場合、その修理や工事の結果として被害を被っても、原則として損害賠償を請求できません。
そのため水道屋本舗は万が一のトラブル発生も考慮されており、安心して利用できます。
水道屋本舗での水道修理の相場
実際に水道屋本舗で水道修理を依頼する際の相場を、下記の対象サービスごとに詳しく紹介します。
- トイレに関する水道の修理費用
- キッチンに関する水道の修理費用
- 排水管に関する水道の修理費用
- 給湯器・ポンプに関する水道の修理費用
トイレに関する水道の修理費用
トイレの修理には、「つまりの除去」と「水漏れ対応」の2つのタイプがあります。公式サイトに掲載されている各タイプの費用を表でまとめました。
「つまりの除去」は施工内容によって、費用は以下の通りです。
施工内容 | 施工料金(税込) | 追加料金(税込) |
ドレンクリーナー仕様 | 26,500円 | 1,650円/m |
高圧洗浄機使用 | 41,800円 | 3,300円/m |
洋式トイレ脱着工事費 | 6,0500円 | なし |
和式トイレ脱着工事 | 93,500円 | なし |
高圧ポンプ使用 | 26,400円 | なし |
「水漏れ対応」の費用は、施工内容に応じて以下の通りです。
施工内容 | 施工料金(税込) | 廃材費(税込) |
ボールタップ交換 | 16,500円 | 2,200円 |
排水弁部交換 | 19,800円 | 1,100円 |
部品交換一式(上記2製品セット) | 33,000円 | 3,300円 |
フロートバルブ交換 | 5,500円 | なし |
タンクレバー交換 | 7,700円 | なし |
止水栓交換 | 14,300円 | 1,100円 |
フレキ管交換 | 7,700円 | なし |
大便器用洗浄管 | 19,800円 | 2,200円 |
便器用フラッシュバルブ | 23,100円 | 1,100円 |
排水フランジ交換 | 13,200円 | なし |
キッチンに関する水道の修理費用
キッチンの修理にも「つまりの除去」と「水漏れ修理」の2つのタイプがあります。公式サイトに掲載されている各タイプの費用を表でまとめました。
「つまりの除去」の費用は施工内容に応じて以下の通りです。
施工内容 | 施工料金(税込) | 追加料金(税込) |
ドレンクリーナー使用 | 26,400円 | 1,650円/m |
高圧洗浄機使用 | 41,800円 | 3,300円/m |
「水漏れ修理」の費用は施工内容に応じて以下の通りです。
施工内容 | 施工料金(税込) | 廃材費(税込) |
内部部品交換 | 5,500円 | なし |
据付流し台本体交換 | 41,800円 | 16,500円 |
単式水栓 | 16,500円 | 1,100円 |
壁付水栓 | 19,800円 | 3,300円 |
ワンホール水栓 | 23,100円 | 3,300円 |
台所デッキ式水栓 | 25,300円 | 3,300円 |
浴室デッキ式水栓 | 25,300円 | 3,300円 |
2ハンドルバス水栓 | 30,800円 | 3,300円 |
洗面台水栓 | 30,800円 | 3,300円 |
その他にも部品代や特殊作業代が上乗せされる可能性があります。特殊作業代とは、狭所や高所で作業を行う際に生じる費用です。
排水管に関する水道の修理費用
排水管の修理にも「つまりの除去」と「水漏れ修理」の2タイプがあり、公式サイトのサービス詳細ページではそれぞれの費用が掲載されています。
「つまりの除去」の費用は、施工内容ごとに以下の通りです。
施工内容 | 施工料金(税込) | 追加料金(税込) |
ドレンクリーナー使用 | 26,400円 | 1,650円/m |
高圧洗浄機使用 | 41,800円 | 3,300円/m |
高圧ポンプ使用 | 26,400円 | なし |
「水漏れ修理」の費用は、施工内容ごとに以下の通りです。
施工内容 | 施工料金(税込) |
排水タメマス本体工事 | 38,500円/か所 |
タメマス接続工事 | 5,500円/か所 |
掘り方・埋め戻し | 16,500円/㎡ |
コンクリートはつり工事 | 11,000円/メートル |
コンクリート補修 | 8,800円/メートル |
汚水インバートマス本体工事 | 49,500円/か所 |
汚水インバートマス接続工事 | 5,500円/か所 |
排水管交換工事 | 8,800円/メートル |
排水管接続工事 | 3,300円/か所 |
実際にかかる費用は、修理を行う場所の数や面積に応じて変わります。規模が大きい場合は、かなり高額の費用がかかる可能性もあるので注意してください。
給湯器・ポンプに関する水道の修理費用
給湯器やポンプでトラブルがある場合は、補修工事を行います。公式サイトのサービス詳細ページに記載されている費用を表にまとめました。
施工内容 | 施工料金(税込) |
給水・給湯交換工事(HI/HT) | 4,400円/メートル |
銅管/鉄管/架橋ポリ接続 | 8,800円/メートル |
パイプ保温・固定 | 3,300円/メートル |
壁貫通工事 | 8,800円/か所 |
掘り方・埋め戻し | 16,500円/㎡ |
コンクリートはつり工事 | 11,000円/メートル |
コンクリート補修 | 5,500円/メートル |
概設蛇口解体・取付 | 8,800円/か所 |
高所・床下特殊作業 | 11,000円/メートル |
諸経費 | 16,500円/式 |
人工・人件費 | 16,500円/人工 |
また施工内容によっては、廃材費や特殊作業費、部品費などもかかり、さらに費用が上乗せされる可能性があります。排水管と同様に、規模が大きい補修となった場合は、比例的に施工料金も大きくなります。
まとめ:水道の修理は自分でもできるが業者に依頼した方が安心
水道の修理はトラブルの程度が軽度であれば、自分自身でもできます。しかし、自分で修理をする場合、技術や知識がないと正しい修理ができなかったり、結局二度手間になってしまったりする可能性があるのが難点です。
そのため、基本的に、水のトラブルが発生した際は業者に依頼しましょう。配管の工事など、専門の資格を持つ業者でなければできない作業もあります。
業者を探す時は、なるべく信頼性や安全性が高い業者を選びましょう。
もしも水道の修理業者選びにお悩みの際には水道屋本舗までお問い合わせください。
水道屋本舗は東証グロース市場に上場している会社により運営されており、料金形態も明瞭なので安全性、信頼性共に抜群です。