
周囲のお友達の様子を見たり、保育園や幼稚園への入園のことを考えたりして焦ってしまうこともあるかもしれませんね。今回はトイレトレーニングを始める時期や、上手な教え方について考えていきたいと思います。
一般的に言われる「2歳の夏」は何故良いの?
一般的にトイレトレーニングは「2歳の夏」に始めると良いと言われています。
この根拠は以下の通りです。
・しっかり歩く、話す、意思表示ができるようになる
・乳児の時に比べて排泄の間隔が長くなる
・夏はお尻を出す時間が長くても風邪をひきにくい
・洋服を汚しても洗濯物が乾きやすい
しかし、子供によって体も心も成長の度合いは違います。
本当に2歳の夏が最適なのでしょうか。
トイレトレーニングに焦りは禁物!
あまりに2歳の夏にこだわりすぎるとトイレトレーニングがうまくいかないことがあります。
我が子がトイレを上手にできないと焦ったり、イライラする親の気持ちはしっかり子供に伝わります。
子供はお母さんの怒った顔を見たくないのでトイレに行くことに恐怖を感じ始め、トイレを嫌がるようになります。
これがトイレトレーニングに失敗する一番の原因です。
そして、頑張っても上手にできないと子どもは自分でショックを受けてしまいます。
それなのにお母さんが「もう1回やってみて!」などと言えばますます気持ちが萎えてゆくのです。
失敗するのは「子どもの心に傷を作る」ことが原因です。
我が子の心を大切にするためにも、決して焦らせたり責めたりしてはいけません。
その子に合わせた開始時期を見計らって
子供は毎日様々なことを吸収して成長しています。
心配しなくても、どの子も必ずトイレトレーニングを成功させておむつが外れるようになります。
成長の度合いをよく観察し、我が子からのサインを見逃さないようにしましょう。
子供にこのような様子が見られるようになったらトイレトレーニングを少しずつ開始しましょう。
・言葉やしぐさでしっかりと意思表示できる
・絵本やTVを通してトイレに関心を持つ
・兄弟や親がトイレに行く様子を覗きに来る
・おむつが汚れた時の不快感を親にしっかり伝える
・トイレができるお友達に興味を持つ
子供は関心を持ったものに対してはすぐに順応し、あっという間にその環境に慣れてゆく力があります。
子供が興味を示すまではトイレトレーニングを無理強いしないのが成功の秘訣と言えます。
責めずにとにかく褒めることが大切
せっかくトイレトレーニングを開始したのに、何故か途中で子どもが嫌がってしまう…。
これは、トイレを汚した子供を叱ってしまったり、意思表示が遅く漏らしたことを責めてしまったりすることが原因です。
結果はどうであれ、子供がしっかりトイレができたのであれば、まずは褒めてあげましょう。
いきなり上手にできる子供はいません、どんな子でも失敗しながらやり方を覚えてゆくのです。
「責めずに褒める」これが上手なトイレトレーニングの教え方であると心得ておきましょう。