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生活の要である水は、水道管をつたって各家庭や職場、病院や公共施設に供給されます。そんな水道管は、ある日突然破裂してしまうかもしれません。
そうすると、地上に出ている水道管であれば破裂するとドバドバと水が溢れてしまいますし、地中に埋まっていてもどんどん水が滲み出て来るでしょう。
まずは、これ以上水が溢れないように応急処置を行えばひとまず安心できるので、その方法やどうして水漏れが起きるのか、その原因などを詳しく解説していきましょう。
水道管破裂はどうして起きるの?その原因を探ろう!
水のトラブルにおいて大切なことは、まず何が原因かを特定させることです。原因も分からずに闇雲に扱うと、更なるトラブルになりかねません。
なぜ急に水道管が破裂したのか、その原因はさまざまですが、ここでは主に水道管破裂の原因となるべき状況について説明していきたいと思います。
寒い地域は要注意!凍結による水道管破裂
寒い地域にお住まいの方ならば、経験した方も多いかもしれません。気温が下がれば下がるほど、水は凍ってしまい、結果水道管を通る水も凍ることで膨張して破裂してしまいます。
屋外に設置されている水道管は、気温は当然のこと雨風などによっても急激に変化するので、特に注意が必要でしょう。
では、凍結は何度から起き始めるのか分かりますか?水道管が設置されている場所なども関係してきますが、マイナス4℃くらいから凍結の症状が出てくると言われています。
さすがに自分の地域でマイナス4℃にはならないと思いますが、屋外の日陰などは思った以上に気温が下がる場所もあるので、油断しないようにしましょう。
水道管の凍結防止として、少し費用はかかりますが水道管に凍結防止ヒーターを巻きつけたり、保温テープや断熱材を巻く方法があります。タオルを巻くだけでも効果があるので、試してみてください。
長年使用し続けたことによって起こる経年劣化
ライフラインである水道管ですが、普段気にすることなんてほとんどありませんよね。長く住んでいても、特にトラブルがないという方もいらっしゃると思います。
水道管の耐久年数は、約40年とされていますので、無理もないでしょう。しかし、水道管の素材や設置されている状況などによってその耐久年数は左右されます。
雨風にさらされたり、海辺など錆やすい場所にあると水道管の寿命は更に短くなり10年〜15年でダメになることもあるのです。
経年劣化は水道管の亀裂や破損につながり、そこに水圧がかかると一気に水が噴き出しますので注意が必要となります。耐久年数が40年とは言え、やはり日頃から点検するなど気にかけておきましょう。
いつ起きるか予測不能な地震による水道管破裂
水道管破裂の原因に、天災である地震も関係してきます。こればかりはいつ起きるのか、どの程度なのかなんて予測することは不可能ですよね。
地震の揺れによって水道管の接続部分が外れたり、亀裂・破損の可能性も考えられます。地震が起きた時は、まず身の安全を最優先にし、落ち着いたら水道管に異常はないか確認するようにしてください。
小さい亀裂で気づかないまま、水が出続けて水道代が高くなったということもあるので隈なく点検してみましょう。
水道管破裂が起きた時のどうなるか・被害状況は?
水道管破裂が起きた時、すぐに発見するくらい水が溢れているのであれば皆さんすぐに対応することができるでしょう。
しかし、水道管は必ず屋外に設置されているかというと、そうではありません。屋外であっても壁に設置されているタイプがあれば、地中に埋められているタイプの水道管もあるのです。
地中の水道管は、簡単に目視することが難しいと思います。次は、水道管の場所によって破裂が起きた時どうなるのか、解説していきたいと思います。
水道管が屋外にある場合
まずは屋外にある場合についてです。屋外の水道管は、外壁に取り付けられているタイプであれば水漏れや水道管破損などのトラブルにも気付きやすいでしょう。
問題は、水道管が地中に埋められているタイプです。こればかりは土やコンクリートを剥離させて見ない限り、水道管の異変に気付くのは難しいでしょう。
かといって、点検のためにわざわざ大がかりな掘る作業を行うのは大変ですよね。そんな時は、次の症状が起きていないか確認してみてください。
まず、蛇口を使用した時の水の量をチェックしましょう。もし以前より量が少ないと感じるのであれば、水道管のどこからか水が漏れているかもしれません。
シャワーの水圧が弱まった時も同様の症状が考えられるでしょう。次に、雨が降った訳でないのに、常に水たまりができていませんか?
その場合も、地中の水道管から水が滲み出ている場合があります。地中から水が噴き出しているのであれば、ほぼ間違いなく水道管の破裂が考えられるでしょう。
そして、毎月チェックできる方法が、水道代が上がっていないかどうかです。普段と変わりない生活をしているのに、水道代が高騰したのであれば、どこかで水漏れが起きている証拠です。
また、水道局によっては水漏れの指摘をしてくれることもあります。蛇口などの水漏れでなければ、水道管破裂による水漏れを疑ってください。
水道管が屋内にある場合
水道管は屋内に設置されているパターンもありますが、剥き出しになっているとは限りません。ご自宅の壁や天井に変なシミやカビが発生していませんか?
屋内の水道管は、壁や天井の中に設置されていることが多く、水道管破裂の可能性が考えられます。その他にも、床下からの水漏れや壁紙やクロスの剥がれも要注意です。
屋内の水道管破裂の場合、階下漏水になってしまうと家電や精密機械の故障にもつながりますし、ご近所トラブルの原因にもなるので、なるべく早く異変に気付いて対応しなければなりません。
床下の水漏れの場合、木材が腐敗して全て取り替えるとなると、一度乾燥させたりしなければならず、費用も高額になってしまいます。
二次被害を防ぐためにも、入居時に水道管が家のどこに設置されているのかきちんと確認しておきましょう。
まず大切な水道管破裂時の応急処置方法
水道管破裂を発見できたとは言え、急にそのような状況になると誰でもビックリしますよね。まず少しでも落ち着かせるためにやるべきことが、水を止めること。
何事にも応急処置はとても大切になってきます。そのまま水を流し続けると、先程も触れたように二次被害につながってしまいます。
今度は、水道管破裂を発見した時の応急処置方法について解説していきましょう。
とにかく大切な水道管の元栓を閉める作業
水漏れトラブルが起きた時に真っ先に行うべきこと、それが「止水栓を閉める」応急処置です。水道管の止水を行うには、元栓を閉めましょう。
水道管は家全体につながっているので、この元栓が重要になってきます。水道管と同様に、入居時に元栓の場所も確認しておきましょう。
戸建て、マンション、アパートなど住まいのタイプによって設置場所も変わってきます。マンションやアパートなどの集合住宅であれば、大家さんや管理会社の人に聞いてみましょう。
水道管破裂の箇所を特定して部分補修する作業
無事元栓を閉めることはできましたか?次は、水道管の隅々を点検していきましょう。
どこか破裂していたり、水がポタポタ垂れている箇所はありませんか?発見しづらいようであれば、一度元栓を開けて水を流してみるのも一つの手です。
破裂箇所や亀裂などの場所が特定できたら、部分補修を行っていきましょう。
おススメは、水まわり専用の補修テープです。ホームセンターやインターネットで購入することができるのでチェックしてみてください。
使い方は至って簡単。補修したい箇所にグルグルと巻きつけるだけです。緩みがあると隙間から水漏れするので、しっかりと巻きつけてください。
水道管破裂の対応で気を付けるべきこと
近年、動画などの影響でDIYを趣味にしている方も多いと思います。ただ、気を付けて欲しいことが水道管の破裂に関してはDIYで直せるものではありません。
水道管破裂の修理を行うには、きちんとした資格をもった、指定工事店の事業者でなければいけない法律があるのです。
できることはあくまで応急処置
これまで説明してきた通り、水道管が破裂した時に対処できるのは元栓を閉めて止水すること、水漏れ箇所を補修テープで巻くことという、あくまで応急処置になります。
水道管の引き直しや、水漏れ箇所を部分交換することは、給水装置工事主任技術者や水道技術管理者の資格を所有している、水道局指定工事店でなければ取り扱うことができません。
知識や技術がない者が取り扱うと、水道管だけでなく建物周辺にも悪影響がありますので、気を付けましょう。
水道管が破裂した場所・部分によって異なる相談場所
では、全て水道局指定工事店に依頼するのかというと、水道管の破裂した場所や箇所によって依頼先は異なります。それでは、どの場所・部分だとどこに依頼するべきなのかを説明していきましょう。
水道管破裂が戸建ての住宅で起きた場合
戸建て住宅が持ち家の方は、水道局に問い合わせて指定工事店を紹介してもらうか、インターネットで水道修理業者に相談してください。
緊急を要する場合、24時間対応してくれる業者もあります。まずは止水させて、落ち着いた状態でどのような症状かしっかり伝えられるようにしましょう。
水道管破裂が分譲マンションの専有部分の場合
次は分譲マンションにお住まいの方です。水道管の破裂が、分譲マンションの共有部分の場合は、管理会社が対応するでしょうが、専有部分の場合は、ご自身の判断が必要になってきます。
専有部分か共有部分かが判断できなければ、まず管理会社に聞いてみましょう。専有部分であれば、戸建て同様ご自身で水道局の指定工事業者に依頼してください。
水道管破裂が分譲マンションや賃貸で起きた場合
分譲マンションの共有部分の場合は、管理会社が対応してくれると先程もお伝えしました。発見した時は、管理会社に状況などを伝えてあげてください。
分譲でなく賃貸の場合でも、やはり管理会社や物件オーナー、大家さんの許可などが必要になります。オーナーさんと懇意にしている水道修理業者がいることもあるので、管理会社やオーナーさんに問い合わせてみましょう。
水道管破裂は修理業者に依頼しよう
水道管破裂を修理業者に依頼する時のチェックポイント
水道管が破裂しているのに気付かない、もしくは放置すると、水道代がどんどん高騰していきますのでなるべく早く対処したほうが良いでしょう。
そもそも、水道管の破損による修理ってどのような方法があるかご存じですか?
修理方法として、水道管が破裂した箇所を部分部分で補修・交換する方法と、水道管自体を全部交換して引き直す方法と、大きく2パターンあります。
当然、部分修理・交換の方が費用も作業時間も短くなりますので、比較的新しい家の水道管破裂などはこちらの対応になるでしょう。
しかし、長年使用している水道管が破裂した場合、経年劣化で水道管自体の状態も悪く、破損レベルも高いでしょう。
そうなると、部分修理ではまた同じような水漏れを繰り返す恐れもあるため、水道管自体の交換や引き直しを行うことが多いです。
この場合、水道管が地中に埋まっていることが多いので、コンクリートを剥離、壁や床の撤去作業という大がかりな仕事になります。
多くの技術が伴ってくるので、水道管破裂の場合は専門業者の力が必要になってきます。どちらにしろ、水道管破裂はなるべく早く修理した方が良いので、水道局指定の工事店に相談してください。
専門の技術を持った修理業者が、部分補修で大丈夫か、それとも水道管自体の交換や引き直しが必要となるかを判断してくれるでしょう。
修理業者によっては、24時間受付可能で365日休まず対応してくれるところもあります。非指定工事店では、水道管を扱うことができませんので、必ず依頼する時は指定工事店であることを確認してください。
水道管破裂を修理する時にかかる作業時間はどのくらい?
水道蛇口の交換や、排水ホースの交換などは、よほど特殊でない限り当日に作業を終えることができるでしょう。水道管の工事はどのくらいの作業時間がかかるかというと、これも修理内容や場所によって異なります。
水道管が剥き出しの状態で、部分補修であればそれほど時間は掛かりませんが、地中や壁、床に埋まっている場合は、その除去作業と修繕作業も含まれます。大きさなどによっては数日かかることも。
お客さまもご都合がありますので、どのような作業をして、どのくらい時間がかかるのかあらかじめ修理業者に確認して作業に入ってもらいましょう。
水道管破裂の修理にかかる費用はどのくらい?
そして気になるのはその費用。水道局指定の工事店にお願いしなければならないと聞くと、費用も高額になるのではと身構えてしまいますよね。
家の大きさや、破損状況によって異なるためこの値段ですとは断言できませんので、事前にお見積りを提示してもらうことがとても大切になってきます。
あくまで一般例ですが、例えば給水・給湯管の基礎工事であれば、1万円後半+部品費用が相場です。
また、凍結防止のために給水・給湯管の保温工事は、1万円以下+部品費用くらいでしょう。
あくまで相場であり、依頼した業者によっても費用が全然異なることがあるので、できれば複数の業者に相見積もりをお願いして費用を検討してください。
水道管破裂で助かる補償や制度を知りたい
知らないと損するのが補償や制度についてです。水道管破裂のような水まわりのトラブルにもこういう補償や制度が適用され、修理費用が減額されることもあるので、チェックしておきましょう。
水道料金の減免について
意外と知られていませんが、水道料金に関して減免制度というものがあります。適用にはいくつか条件があり、例えば地中や目に見えない壁の中などにある水道管でないといけないなどです。
できることなら利用したい減免制度ですが、必ずしも適用されるとは限らないということは理解しておきましょう。
水道管破裂が起きた時、この減免制度が適用されるかどうか分からない時は、各地域の水道局に問い合わせてみてください。
火災保険の補償について
入居時に加入する火災保険ですが、この保険にも水まわりとトラブルの補償を受けられる場合があります。
どの火災保険に加入されているかにもよりますが、水漏れ補償や水災補償に入っているのであれば、水道管破裂の修理にも補償が適用されるかもしれません。
これにも色々と条件があるので、加入している保険会社に確認してみましょう。
・火災保険の水漏れ補償
水道管破損の補償として、「水漏れ補償」が適用されることがあります。
これは水道管、排水管、雨どいなどの「給排水管設備」が破損したことにより建物や家財に影響があった時に適用されるので、状況によっては適用外になります。
注意点は、「水漏れ補償」は水道管の修理費用ということにはならないということです。
・火災保険の水道管凍結修理費用保険
水道管凍結修理費用保険とは、水道管が凍結によって破裂した時に適用される補償です。寒冷地にお住まいの方は加入されている人が多いのではないでしょうか。
寒冷地でなくても、水道管の場所によってはいつでも起こりえる凍結ですので、加入されている火災保険に水道管凍結費用保険があるか一度確認してみてください。
まとめ
いつのまにか水道管が破裂していたら、誰でもパニックになってしまうと思います。また、水道代の高騰にもつながり、痛い出費になってしまうことも。
しかし、最初にしっかりと応急処置を行えば、あとはプロの水道修理業者にお任せしてすぐに解決してもらいましょう。
皆さんがやるべきことは、まず元栓を閉めて止水することですので、ご自宅の元栓の場所が分からない方は、一度きちんと確認しておくことが大切です。
止水さえできれば、落ち着いて業者に依頼をすることができるので、焦らず優良な業者にお願いするようにしてください。
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