蛇口が空回りして水が止まらないときの緊急対処方法
お風呂の蛇口のハンドルを捻ったら、全然止まらず空回りした経験はありませんか?
お風呂に限った話ではなく、台所や洗面所、洗濯水栓、屋外水栓など蛇口はいろいろな場所にあり、学校などの施設では不特定多数の人が使います。
蛇口のハンドルが空回りすると、当然水が出ない、水が止まらないなど生活するにはとても大変な状況になってしまいます。
特に、水を出した後に空回りしたら、そのまま水がドバドバ流れる状態が続いてしまい、水漏れや水道代の高騰など、どんどん事態は悪化していくでしょう。
お風呂の蛇口は毎回大量の水を使用する場所ですので、ハンドルの空回りや部品の劣化が激しい場所です。突然のトラブルにも冷静に対処できるように、緊急対処方法など詳しくお教えしたいと思います。
止水栓を止める
お風呂の蛇口ハンドルが空回りして水が出ない、止まらない状況になった時は、まず始めにやらなければいけないのは、『止水栓を止める』ことです。
水道修理をするのであれば当たり前のことですが、一般の方はなかなかこの止水栓を知っている人はいないでしょう。
実はお風呂の蛇口やトイレの給水管など、水が出るところには殆どと言っていいほどこの『止水栓』は取り付けられています。
この役割はシンプルで、水を止めること!簡単なことですが、急な水漏れに慌てるとこういう思考が停止することも多々あります。
水を止めることによって、心に余裕が生まれますのでまずはこの止水栓を使って水を止める作業を行いましょう。
お風呂の蛇口の場合、止水栓は壁に設置されている場合ハンドル下にあることが多いです。マイナスドライバーを使用すれば、簡単に水を止めることができます。
その他にも止水栓はありますが、もし見つけられない時は家全体の水を止めることができる元栓もあるのでご安心を。マイナスドライバーを使う場合は、ネジ穴に差し込んで時計まわりに回転させてください。
必要以上の力を加えると、止水栓自体が破損する可能性もあるので、ここは慎重に行いましょう。止水栓を開くときは、反時計まわりに回転させて通水確認を行ってください。
凍結防止用の水抜栓を閉める
真冬になるとグッと気温が下がってどういうトラブルが起きるかというと、水道管や給水管の凍結被害です。蛇口を捻ると水が出てきますが、ハンドルで止めているときは水道管や給水管の中に水が溜まった状態です。
この状態のまま外気温が下がると、中の水が凍って膨張し、水道管や給水管の破裂につながります。
あくまでも目安ですが、水は氷点下がマイナス4℃になると凍ると言われているので、寒冷地にお住まいの方はもちろん、日差しが届かない場所に設置された蛇口も危険です。
この凍結問題、どうやって解決すれば良いかと言うと、『水抜栓』が役に立ちます。
『水抜栓』とは、水が出るところにほぼ設置されていて、水道管に溜まった水が凍ってしまわないように抜くための装置です。
通常、あまり目につかない床下や壁などにあることが多いので、一度確認しておきましょう。
家全体の水を止める元栓を閉める
止水栓のときに少し触れましたが、蛇口の種類や設置場所によっては止水栓が無いパターンも考えられます。そんな時に活躍するのが「元栓」の出番です。
止水栓が無いとき、または止水栓がサビなどで固くなり回せない状況のときは、この「元栓」を閉めて水を止めることができます。
元栓は戸建ての場合は家の外にある場合が多く、庭や駐車場に鉄製のフタがあると思います。集合住宅の場合は、マンションかアパートによって元栓がある場所が変わってきます。
マンションの場合は、ご自身の家の横にある扉の中、アパートの場合は一か所に集められていることがあります。どの住宅に住むにしても、引っ越しや家を建てる際には元栓の場所をしっかりと把握するようにしておけば、いつ起きるか分からない水漏れにもすぐに対処することができるでしょう。
お風呂の蛇口ハンドルが空回りして水が止まらないとき、元栓を閉めるとトイレや台所の、洗面所など家の全ての水が全てストップしてしまう点は、注意しなければなりません。
元栓の場所を把握するのはもちろん、その他に設置されている止水栓の場所を把握し、いつでも使用できるようにメンテナンスをするように心がけることも大切です。
経年劣化が原因でお風呂の蛇口が空回りする場合
家が古くなるのと同じように、お風呂やその他の蛇口も古くなっていきます。蛇口の種類や使用頻度によっても異なりますが、10年以上同じ蛇口を使っているのであれば経年劣化によるハンドルの空回りなどを注意しなければいけなくなるでしょう。
お風呂などの蛇口ハンドルが劣化すると、空回りすることで水が出ない、水が止まらない状況になってしまいます。
また、ハンドルが空回りしなくても、シャワーヘッドや蛇口の根元、吐水口からの水漏れなど、いろいろな場所からポタポタ垂れてくるようになり、お風呂を使用していないのに何故か床が濡れたりすることも。
ポタポタと垂れるのは、蛇口内部のどこかの部品が経年劣化している最初の危険信号であり、そのまま放置するとハンドルが空回りしたりと更に悪化するでしょう。
普段当たり前に使用している蛇口だからこそ、経年劣化の初期症状を見落としがちです。
例えば、蛇口内部のスピンドルという部品が劣化すると、開閉して水を出すためのコマが開閉されずハンドルを回しても水が出たり、出なかったりします。
その他、開閉バルブ、コマパッキン、シングルレバーであればカートリッジなど、たくさんの部品が連動して水の出し止めを行いますので、部品の劣化は見過ごせません。
最近のお風呂の蛇口は、ツーハンドルタイプよりも、温度設定が一定に持続できるサーモスタッド水栓が主流になってきています。
サーモスタッド水栓には、形状記憶合金バネ、温度調節ハンドルなど、ツーハンドル水栓には無い部品もたくさん内臓されています。
その分修理も複雑になってくるため、難しい場合はプロの水道修理業者にお願いするようにしましょう。
お風呂の蛇口が空回りしたときの修理の仕方
いろいろな部品のおかげで、お風呂の蛇口ハンドルは機能します。もしお風呂の蛇口ハンドルが空回りするようになったときは、まずその原因を探る必要があります。
お風呂の蛇口ハンドルが空回りした場合も、部品の交換で解決することができます。そこで必要になってくるのが、まず使用しているお風呂蛇口のメーカー名と品番を把握すること。
ここを間違えると、せっかく蛇口部品や本体を交換しても水漏れを解消することはできません。お手持ちの説明書を見て、メーカーと品番をしっかりと確認して修理に必要な部品などを購入するようにしましょう。
もし説明書が無い場合は、メーカーに問い合わせしたり、写真を取ってホームセンターのスタッフさんに尋ねてみてください。
お風呂などの蛇口を修理するときの部品はどうやって購入する?
では、お風呂の蛇口など修理するとき、その必要となる部品はどうやって購入するのでしょうか?
蛇口のメーカー名が分かったとしても、10年以上使用しているスピンドルやコマパッキンなどの部品は場合によっては廃盤になっていることも。
そんな時は、蛇口本体の品番をメーカーに電話でお伝えして、相互性のある代替部品を調べてもらうのが良いでしょう。
ホームセンターで尋ねることもできますが、スタッフさんによっては詳しくない方もいらっしゃるかもしれませんので、この方法がおススメです。
TOTOやLIXIL(リクシル)など、メーカーのホームぺージには蛇口部品専用のホームページもありますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
お風呂蛇口交換を修理する手順について
では、早速自分でお風呂の蛇口交換修理する手順について解説していきたいと思います。今回は、構造が簡単で初心者でも修理しやすいツーハンドルタイプの蛇口について説明していきましょう。
まずは、100円均一など安価なもので大丈夫ですので、基礎的な工具を揃える必要があります。まず、止水栓を閉めるのに必要となるマイナスドライバー、ネジを外すプラスドライバーです。
そして、蛇口の接続部分などを外すために必要となるのが、モンキーレンチ。この2つがあれば、とりあえずは安心です。
蛇口本体を交換したいときは、プロの水道修理業者などはウォーターポンププライヤーや水栓レンチなどを使用しますが、比較的簡単な構造であるツーハンドルタイプの蛇口であれば、この2つでも大丈夫でしょう。
その他、あると便利な道具がピンセットとゴム手袋です。
蛇口内部のコマパッキン(水が吐水口へ流れるのを直接防ぐ役割)やスピンドル(ハンドルの動きで上下することで水量を調節する役割)などの部品はとても細かいため、成人男性の手では掴めないこともあります。
そんな時にピンセットがあると、簡単につまむことができるので作業効率が上がります。また、三角パッキンなどのゴムでできた部品は、素手で直接増えると黒い汚れが付着し、これがなかなか落ちづらいのです。
そのため、ゴム手袋があると汚れを気にせずに作業できます。分厚い手袋は扱いにくいので、薄手タイプを選ぶようにしましょう。
まだまだ、蛇口にはパイプナット、袋ナット、ハンドル、ハンドルビスなど数多くの部品が取り付けられており、修理を行う際にそれぞれを取り外す必要があります。
その際、小さい部品なので作業中に紛失してしまうことがあるので気を付けなければいけません。蛇口の部品を取り外すときは、その保管場所をきちんと決めておくことが大切です。
また、部品を取り付ける順番が分からなくなることもあるので、取り外した順番に部品を保管すると、再び取り付けるときはその逆の作業を行えば良いので時短にもなります。
それでは、蛇口の部品交換についての手順を見ていきましょう。
【手順】
- お風呂の蛇口にある止水栓をマイナスドライバーを使って閉める。このとき、閉める回数をカウントして開くときは同じ回数まわすようにしましょう。
- マイナスドライバーなど、先が尖ったものでハンドル上部にあるインデックスハンドルビスを取り外します。固着していることもあるので、気を付けて行ってください。
- ネジが見えるので、プラスドライバーを反時計回りにまわして取り外し保管します。ネジが外れればハンドルは上に引き上げれば取り外せます。
- ハンドルの下にあるキャップナットをモンキーレンチを使って左にまわして取り外します。
- キャップナットを外したら、三角パッキン、座金を順番に取り外す。
- スピンドルは左にまわして取り外し、内部にあるコマパッキンをピンセットや爪を使って取り外す。
ツーハンドルタイプの蛇口ですので、この一連の流れをお湯、もしくは水側でも同様に行います。後は経年劣化した部品を新品と取り替えて、元の順番に戻せば修理完了となります。
気を付けるのは、それぞれの部品を正しい位置に取り付けること!ゴムパッキンなど正しい向きが分かりにくいため、せっかく取り付けても向きが違うと水漏れが解消されません。
何度も取り付け直しては、通水確認をするのはかなりの労力と時間を費やしてしまいますので、取り付ける前に必ず正しい向きを確認してから作業を行ってください。
お風呂の蛇口を自分で修理するには?注意点について
正しいメーカーを把握し、正しい部品を購入し、部品を正しい位置に取り付けさえすれば、ご自身でもお風呂の蛇口を交換することができます。
工具も専門の物を買わなくても、安く手に入りますし、DIYが好きな方や、手先が器用な方であればすぐに蛇口の交換を行うことができるでしょう。
お風呂の蛇口ハンドルが空回りしたりしたとき、自分で交換できれば何と言ってもメリットは業者に頼むよりも安く済むということ。DIYを始めるきっかけも、自分で作ったり修理した方が安くなるからという方も多いことでしょう。
他にも、自分で蛇口の修理ができれば、水漏れに気付いた時点ですぐに対策を取ることができるため、業者に連絡を取って、日程や時間を決めて待つという時間もかかりません。
ただし、デメリットもあるので注意が必要です。自分で蛇口の部品交換や修理を行うには、まずどこから水漏れが起きているか、なぜ蛇口のハンドルが空回りしたのか、その原因をハッキリさせなければなりません。
蛇口のハンドルが空回りする原因は、スピンドルやコマパッキンの劣化が主ですが、いざ蛇口を解体してもどれがどの部品か分からないと取り替えようがありません。
また、メーカーや品番を把握せず、ネットなどでスピンドルやコマパッキンを購入できたとしてもその部品が対応可能かどうか分かりません。
もし間違った部品を購入してしまうと、その分お金が無駄になってしまいます。そして、細かい作業に不慣れな方であれば、その分時間と労力が掛かるでしょう。
お風呂の蛇口の不具合は、ハンドルの空回りとは限りません。蛇口の根元やシャワーホースからの水漏れ、サーモスタッド水栓の故障でお湯が出ないなど、トラブルは多岐に渡ります。
蛇口本体を10年以上使用しているのであれば、蛇口本体を交換した方が手っ取り早い解決法になる場合もありますので、その判断が大切です。自分で行う時、無駄な出費とならないように事前準備はしっかりと行ってください。
まとめ
お風呂の蛇口ハンドルが空回りして、水が出ない、水が止まらない状況になったとき、考えられる原因やその修理方法について詳しく解説してきました。
まず大切なことは、何より水漏れをしている状態のまま放置せず、止水栓を閉めて水を止めること!これを行うかどうかで、今後の行動に余裕ができるでしょう。
お風呂の蛇口であるツーハンドルタイプの他、台所で使用されるシングルレバー、洗濯機や屋外にある単水栓などは、プロの業者に頼ることなく部品の交換や蛇口本体を行うことができます。
けれど、無理に行う必要はありません。むしろ修理作業に不安がある方、部品や道具を購入して作業する時間が確保できない方など、さまざまな事情がある場合は、むしろ初めから水道修理専門のプロにお願いする方が安心です。
数多くの蛇口や部品交換を行っている業者であれば、技術力も知識も備わっており、迅速に執り行うことができます。
業者に頼むとお金が掛かると心配でしょうが、自分で何もかも揃えてもし間違ってしまった場合や、作業をしている途中で他にも水漏れを発見したり、難しくて断念したとすると、その分無駄な費用が発生します。
部品交換でOKだったにもかかわらず、破損させ蛇口本体を交換しなくてはいけないなんてことも考えられるため、自分で作業を行う時は慎重にならなければなりません。
費用が心配であれば、一度業者に電話して無料でお見積りを出してもらいましょう。作業に掛ける手間暇を考えると、お願いした方がお得と感じる方も多いと思います。
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