目次
「防水パテってどう使うの?」「種類もあって選ぶのが難しい…」そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか?
軽度の水漏れや隙間、ヒビ割れなどの応急処置に活躍してくれる防水パテ。正しい使い方を理解することで効果を十分に発揮してくれます。
本記事では、防水パテの正しい使い方や種類別の用途や注意点などを詳しく解説します。
初心者の方でも失敗しないよう丁寧にご紹介しますので是非参考にしてください。
防水パテとは一体なに?
防水パテとは、水回りや屋外のヒビ割れ・隙間などを塞ぐための補修材です。
ペースト状の素材で、水を通さない性質があり、浴室や台所、配管など水漏れの補修などによく使用されます。
防水パテには種類があり、使う場所や目的に合わせて選ぶことが大切です。
手軽に使うことができ、DIYや応急処置に便利なアイテムなので初心者の方でもチャレンジしやすいでしょう。
エポキシ系防水パテ
エポキシ系の防水パテは、主剤と硬化剤を混ぜて使用します。
硬化するとカチカチに固まるのが特徴で、力に対する強度が高く水漏れにも強いです。
金属部分の水漏れも長い期間防止することもできます。
エポキシ系防水パテ「多用途用」
粘度のような素材をしていて、2つの成分(エポキシ樹脂と硬化剤)を混ぜて使います。この2つをよく練り合わせることで、化学反応が起き、硬くなります。
練り合わせるまでは固まらないので、作業時間にも余裕があり初心者でも扱いやすいのが特徴です。
プラスチックやタイル、陶磁器などの素材に幅広く対応でき、ちょっとしたヒビや水漏れの補修に適しています。
ただし、硬化後の強度はそこまで高くないので、金属にはあまり向いていません。
メーカーによっては、耐熱用・金属用・木部用・水中用・プラ用と分かれているタイプもあります。
エポキシ系防水パテ「金属用」
金属用のエポキシ系パテも、基本的には多用途タイプと同じように、2つの成分を練り合わせて使います。
違うのは、金属用には鉄粉などが混ざっていて、硬化後にはまるで金属のような強度になります。
このおかげて、水道管や金属パーツの補修にも対応し、水の中でも固まることができ耐久性にも優れています。
ただし、硬くなりすぎるので、プラスチックなどへの使用は不向きで素材によっては逆に割れてしまうこともあります。
目的の場所に合った物を選んで安全に使用しましょう。
シリコン系防水パテ
シリコン系防パテは、主にシリコンを主成分としています。
耐水性・耐熱性・耐寒性に優れたゴムのような防水材で、固まっても少し弾力が残るので、硬化後安定性(温度変化のある環境や振動)にも安定して性能を発揮してくれます。
主に、浴室や台所などの隙間埋めや目地の補修に使われていて、防カビ剤入りのタイプも販売されています。
防水パテはどこで購入できるの?
防水パテは、身近なお店やネット通販など、さまざまな場所で購入ができます。
使う場所や目的に合ったものを選ぶためにも、どこで手に入るのか、どのくらいの価格で購入できるのかをあらかじめ知っておくと安心です。
最も手軽なのがホームセンター
最も簡単に購入ができるのがホームセンターです。
大型のホームセンターには、エポキシ系やシリコン系などの定番なタイプに加え、水回りや金属専用のパテもありますし、実際に商品を手に取り選ぶこともできるので安心です。
防水パテは、使用場所や目的によって正しいものを選ぶことが大切になるので、しっかりと確認し購入をしましょう。
ネット通販
ネット通販も便利に購入ができます。
購入者のレビューを参考にしながら選べるので、初めてでも選びやすいでしょう。
ネット通販では商品の数もかなり多いので、お店で見かけなかったプロ向けや業務用があったり、値段も幅広いです。
届くまでに時間は必要になりますが、お店に行く手間もなく自分の好きなタイミングで選べます。
100円ショップ
意外と見落としがちですが、100円ショップでも購入ができます。
簡易的な防水パテや、シーリング材などが販売されていて、品質や耐久性はプロ用ほど高くないかもしれませんが、ちょっとした応急処置やお試しとして使ってみるには十分でしょう。
小さな隙間の補修やDIY初心者にはピッタリです。
商品の中には、エアコンなどの隙間を埋めるためのパテもあるので、目的にあった商品を選んでください。
防水パテはどのくらいの価格で購入できるの?
気になる防水パテの価格ですが、一般的なエポキシ系防水パテ(多用途用)は、500円〜1.000円前後が相場です。
メーカーや内容量によって多少の価格差はありますが、家庭用としては十分な性能があります。
金属用のエポキシ系パテは、鉄粉などが配合されているため、やや高めで700円〜2.000円程度が目安です。
長持ちする分、価格は少し上がりますが、しっかり補修したい場合にはコスパが良いと言えるでしょう。
シリコン系の防水パテは、比較的安価で、400円〜800円程度です。
防カビタイプや高性能のものを選ぶと1.000円前後になることもあります。
100円ショップで購入する際は110円(税込)になりますが、耐久性や用途に限りがあります。お試しや応急処置に使用すると良いでしょう。
防水パテの使用方法を解説します!
初心者でもチャレンジしやすい防水パテですが、これまでもお伝えしたように、目的に合った種類を使用しないと、本来の防水パテの持つ効果を活かすことが出来ません。
手軽に補修ができるアイテムですが、「どうやって使えばいいの?」と不安に感じる方も居るでしょう。
これから、防水パテの基本的な使い方を4つのステップに分けて解説していきます。
1.水漏れしている箇所を特定する
まず、最初にやるべきことは、水漏れしている箇所をしっかりと特定することです。
パテを使う前に、「どこから水漏れしているのか」「どの範囲に補修が必要なのか」を確認しておきましょう。
一見すると、小さな隙間やヒビであっても水が意外な場所から漏れていることがあります。濡れた部分を乾いたタオルなどで拭き取り、水の流れを止めた状態で確認すると漏れている箇所を発見しやすくなります。
水回りの本体の根元や、配管の繋ぎ目は劣化が起きやすいのでしっかり観察してください。
2.水漏れ部分の汚れを綺麗にする
水漏れ箇所を発見したら、次にその周辺を綺麗にしましょう。
ここでのポイントは、汚れやホコリ、油分、水分をしっかり取り除くことです。
防水パテは、綺麗な面にしっかり密着することで効果を発揮するので、汚れたままの状態で作業を進めてしまうと、せっかくパテを使用してもすぐに剥がれてしまったり、水が入り込んだり漏れてしまうこともあります。
掃除には、アルコールなどを使用すると、油分まで落とすことができるのでおすすめです。
掃除後は、しっかりと乾かしてから作業を進めてください。
3.防水パテを練り合わせる
次に、防水パテを使う準備をしていきます。
エポキシ系パテの場合、2つの成分(主剤と硬化剤)を混ぜ合わせる必要があり、多くの製品では2層になったスティック状になっているので、必要な分だけ切り取り、良く練り合わせましょう。
均一になるまで良くこねることがポイントで、練りが甘いと硬化が不十分になりうまく補修できないこともあります。
このとき、手がかぶれたりするのを防ぐために、使い捨てのビニール手袋やゴム手袋などを付けて作業を行ってください。
練ったパテは、時間が経つと固まり始めてしまうので、2〜3分を目安に練りましょう。
4.練った防水パテを水漏れ部分に押し込み補修
防水パテを練ったら、水漏れ部分にしっかりと押し込むようにして補修していきます。
表面に乗せるだけでなく、隙間やヒビのある部分まで入り込むよう、指などを使ってグッと押し込むのがポイントです。
水漏れ箇所の防水パテの乗りが悪い時は、紙やすりなどで表面を荒らしてから防水パテを塗ると作業しやすくなります。
ヘラなどを使って形を整えると見た目も良くなり◎
塗り終えたら、使用した防水パテの硬化時間を守り、待ちましょう。
商品によって、硬化時間は異なりますので、焦って水を流したり、触ってしまうとせっかくの補修が無駄になってしまうかもしれないので注意してください。
防水パテを使う時の注意点!失敗しないための4つのポイント
防水パテは、ちょっとした水漏れや隙間の補修などにとても便利なアイテムで、初心者でも取扱いやすいのが特徴ですが、正しく使わないとせっかくの作業が無意味になってしまうことがあります。
これから、防水パテを使うときに気を付けて欲しい4つの注意点を解説します。
注意点を抑え失敗のリスクを下げ作業を進めていきましょう!
ポイント1.用途に合ったパテを選ぶ
まず、大切なのが、使う場所や素材に合った防水パテを用意することです。
ご紹介してきたように、防水パテにはさまざまな種類が存在します。
例えば、エポキシ系パテには「多用途用」「金属用」があり、金属用には鉄粉などが配合されているので、非常に硬くなり、プラスチックやタイルなどには向いていません。
逆に、多用途用のパテを金属に使うと、強度が足りず、補修が甘くなりすぐに水漏れを起こしてしまう恐れがあります。
また、浴室やシンクなどで多く使用されるシリコン系の防水パテは、防カビ効果があり、柔らかさもあるので、隙間や目地のシーリングに適していますが、固さを求めるような部分での補修には向いていません。
このように、防水パテを使う時は、目的に合ったものを選ぶ必要があるので、購入する際は説明をよく読みましょう。
ポイント2.使用時の湿度・気温に注意する
防水パテは、使用するときの気温や湿度にも大きく左右されます。
寒い日や、湿気の多い梅雨時期などはパテの硬化が遅くなったり、反対に、真夏の暑い日は練っている最中でも固まり始めてしまうことがあります。
湿度や気温が高すぎたり低すぎたりすると、補修した防水パテにムラができてしまうことがあるので、使用する際はそのときの使用環境に注意しましょう。
購入した防水パテの取扱説明書などにも使用環境に関する記載があるので確認をしてください。
ポイント3.防水パテは固まる前にすばやく塗る
防水パテは、使用する製品や種類にもよりますが、練り始めてから数分から硬化が始まります。そのため、すばやく「練る」「塗る」を意識することが大切になります。
特に、エポキシ系の2剤タイプは、練った瞬間から化学反応が始まるので、時間が経つごとにどんどん固くなっていきます。
練り始めは柔らかく、作業がしやすいですが、油断しているとうまく形が整わなかったり、密着せず補修ができないこともあります。
また、道具を使ったらこちらも早めに洗っておきましょう。
パテが固まってしまうと、落とすのが大変になってしまいます。
4.水漏れの規模によっては防水パテが不向きな場合も
便利な防水パテですが、全ての水漏れに対応できるわけではありません。
例えば、水が勢いよく噴き出しているなど水漏れ箇所が大きかったり、配管の根元から折れているようなケースは、防水パテを使用してもすぐに再発してしまったり被害拡大のリスクがあります。
また、圧がかかり強度が必要な部分では、パテが割れたり剥がれたりする可能性もあるので、根本的に原因を解決する必要があります。
あくまでも、軽度の水漏れやヒビ割れ、隙間を埋めるための応急処置として使うと良いでしょう。
防水パテでの作業で解決できるのか不安な場合は、業者に相談してしまうことが最も安心です。
水漏れを防ぐためにできること
水漏れは、突然起こるとどう対処してよいのか困ってしまいますよね。
実は、日頃のちょっとした意識やメンテナンスをすることで、水漏れを予防できるケースも多くあります。
使用年数が長くなったり、使用頻度が多いと配管や部品の劣化は避けられませんが、気にかけておくことで被害を最小限に抑えることに繋がります。
これから、水漏れを防ぐために自分でできる対策をご紹介します!
対策1.定期的な清掃や配管のチェックをしよう
キッチン、トイレ、洗面所、浴室など水回りは毎日使う場所だからこそ、定期的な清掃や点検が大切です。
例えば、トイレのタンク内や止水栓まわりなど、普段生活しているとあまり気にかけることのない場所も、定期的に点検をすると部品のズレや不具合やサビなどに気付くことができます。
そうすることで、大きなトラブルへと発展する前に調整や部品の交換を行うことができます。
また、配管の繋ぎ目や蛇口の根元も水漏れしやすい部分になります。
定期的に目視で確認し、水が滲んでいないかなど見てみましょう。
小さな異変に早く気が付くことができれば、防水パテなどを使用して自分で補修することも可能です。
2.排水口の詰まりは水漏れに繋がることも!
排水口の詰まりは、水漏れに繋がる重要な原因になるので要注意です。
キッチンでは、日々油を含んだ食材のカスや洗剤の残りが流れて行き、それらが排水管内にこびりつき蓄積されることで、水の通り道が狭くなり詰まりを引き起こすことがあります。
浴室では、髪の毛や石鹸カス、皮脂が溜まっていき、排水の流れを悪くします。
こうした汚れや詰まりをそのまま放置すると、水が逆流して溢れ出したり、最悪の場合、配管が破損してしまうこともあるかもしれません。
排水口の掃除は、ブラシなどを使用してこまめに掃除しましょう。
また、排水口ネットの使用も効果的なのでおすすめです。
こまめな掃除に加え、専用の洗浄剤も定期的に取り入れることで詰まりの予防に繋がります。
不安なときは無理せずプロに相談を!
どんなに気を付けていても、配管や部品の劣化、水漏れは起きてしまいます。
軽度の水漏れであれば、防水パテを使って自分で補修を行うことができますが、複数箇所で水漏れが起きていたり、問題が起きている部分の範囲が広いと防水パテを使用しても補修ができないことがあります。
また、どこまでが自分でできるのかなど判断が難しいこともあると思います。
そんなときは、決して無理はせずにプロの業者に相談することがおすすめです。
プロは、水漏れの原因や修理の方法を見極め確かな技術で解決してくれます。
自分で修理を行うより費用は掛かるかもしれませんが、安心かつ確実に問題を解決してくれるでしょう。
水道屋本舗でも水漏れ・詰まりなど幅広く水回りの修理を承っておりますので、お電話からお気軽にご相談ください。
まとめ
今回は、防水パテについて、その種類や使用方法、注意点など解説させていただきました。
防水パテは、初心者でも扱いやすく、軽度の水漏れなどを自分で補修するアイテムとしてとても便利です。
使用する際は、目的に合わせた種類を選び、正しい使用方法で安全に作業を進めていきましょう。
水道屋本舗が安心して利用される7つの理由
安心理由その1《出張・点検・お見積り無料》
水回りのトラブルが起き業者に依頼する際、気になるのはその料金ですよね。
水道屋本舗では、まずはご訪問し直接症状を拝見させていただきます。
出張・点検・お見積りは無料となっており、水漏れや詰まりなど水まわりで起きているトラブルの原因や作業内容をお客様に詳しくご説明し、お見積りや料金も分かりやすく提示いたします。
ご納得いただけない限り作業はいたしません。作業前に費用がかかることも一切ありませんのでご安心ください。
ご検討の上、キャンセルをしたい場合の費用も発生しません。
安心理由その2 《365日年中無休で駆け付けます》
水まわりのトラブルは、いつ起こるかは分かりませんよね。
水道屋本舗では、突然の水まわりのトラブルに迅速に対応できるよう、365日年中無休で稼働しております。お電話での受付は24時間対応しておりますので、夜間や早朝でのトラブルにお困りの際もご連絡ください。
安心理由その3 《その日の修理が可能!現場への到着は最短30分~》
水まわりのトラブルは、少しでも早く解消したいですよね。
お客様のご要望にお応えするため、水道屋本舗では、水まわりのトラブルが起きた際、即日対応が可能です。現場到着まで最短30分からとなっており、迅速な対応に努めております。
安心理由その4 《安心で分かりやすい料金設定》
水まわりのトラブルを業者に依頼する際に料金に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。水道屋本舗では、出張・見積もりを無料で行い、施工費用は「全国統一料金」となっております。ご不明な点がございましたらスタッフが丁寧に分かりやすく説明いたしますのでお気軽にご相談ください。
安心理由その5 《信頼を得て、多数の法人・店舗と契約》
作業を行う上で大切な信用。水道屋本舗は個人だけでなく、多くの法人や店舗からも契約をいただいております。信用第一に丁寧で分かりやすい説明を行い作業いたします。
安心理由その6 《ご訪問の際は、清潔な制服と新品の靴下を着用し丁寧な対応》
お客様のご自宅や職場にご訪問する際は、作業服はクリーニング済み、靴下は新品を着用し清潔な恰好でのご訪問するよう徹底しております。
作業に使う工具、機材も作業後にその都度しっかりと清掃しクリーンなサービスを提供いたしますのでご安心ください。
安心理由その7 《地域に密着した迅速な対応》
水道屋本舗では、全国に作業スタッフが在籍し、地域密着で稼働しております。お客様のお家や職場に一番近いスタッフを手配しますので突然の水まわりのトラブルも安心してお任せください。