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洗面台床の水漏れを対処させる4つのポイントとは?
朝の身支度、夜のヘアケアやスキンケア、その時多くの方が使用するのが洗面台だと思います。特に朝の時間帯では、家族同士時間が被って大変だったりするくらい、その使用頻度は高いです。
洗面台の使用頻度が高ければ高いほど、その分水漏れのリスクも比例するでしょう。そんなある日、洗面台の下、床付近で水溜まりができていたら、一体何が起きたか慌てますよね。
洗面台の床下だけでなく、蛇口は排水管などあらゆる部分から、洗面台の水漏れが起きてしまうことを忘れてはいけません。
そして大切なことは、洗面台の水漏れを発見したからといってパニックにならないこと!冷静に対処すれば、水漏れを自分の力でも解消させることは可能なのです。
もちろん、水漏れの状態にもよりますが、今回は洗面台床の水漏れを対処させる方法について、詳しく解説してまいりたいと思います。まず大切なことは、水漏れが起きた時はその原因をはっきりさせることです。
どこから水漏れが起きているか分からないまま、なんとなくで修理作業をすると後悔することになるでしょう。その点も含めて説明していきますので、どうぞご安心ください。
洗面台の床から水漏れが起きる場所を4パターンチェックしていきましょう
では、早速洗面台下の水漏れの原因を探るためにも、水漏れが起きる場所について解説していきましょう。洗面台下の水漏れの場所は、大きく分けて4パターン。その4パターンをチェックしていけば、おのずと水漏れの解決方法も見えてくるはずです。
その4パターンとは、
- 洗面台の蛇口本体
- 洗面台の給水栓
- 洗面台の排水管
- 洗面台の排水トラップ
洗面台下で水漏れが起きた時は、この4パターンが原因であることがほとんどです。では、この場所で水漏れが起きるのはなぜか、1つ1つ詳しく見ていきましょう。
水漏れ箇所1 洗面台の蛇口本体から
洗面台の蛇口は、シングルレバーやツーハンドルレバー、コンビネーションタイプ、洗髪用ホース付きタイプなど、あらゆる種類が取り付けられるようになっています。
形状はそれぞれ異なりますが、洗面台の蛇口で共通しているのは、その部品です。この部品は、「パッキン」という樹脂製の部品で、色々なパーツを接続させる部分に使用されています。この部品によって、接続部分の気密性が増し、隙間を埋めてくれるので水漏れを防いでくれるのです。
とても便利な部品なので、蛇口のみでなくあらゆる箇所で取り付けられているのですが、欠点もあります。それは、素材が樹脂であるため、経年劣化により亀裂が入ったり破損してしまうことです。
パッキンの需要はおよそ10年から15年と言われていますが、使用頻度や設置されている環境によってはもっと早く劣化するでしょう。パッキンが劣化してくると、当然のように隙間ができるためそこから水漏れが発生してしまいます。
洗面台の蛇口から水漏れが起きた時は、まずその蛇口をどのくらい使用しているかを考え、パッキンの劣化を疑いましょう。
水漏れ箇所2 洗面台下の給水栓から
洗面台の下はいろいろな物を収納するスペースになっていますが、その中に水の通り道となる給水栓が取り付けられています。お湯と水に分かれているタイプや、一本にまとめられたタイプなど形はそれぞれです。
給水栓は、蛇口から水を出す度に水圧という負荷がかかるため固定させるための部品である「ナット」がその衝撃で緩みやすくなります。
また、日本で多い災害である地震も「ナット」の緩みにつながるため、念のため注意しましょう。ナットの緩みは素手でも締めることができるので、締めすぎないように程よい力で行ってください。
水漏れ箇所3 洗面台下の排水管から
水漏れに気付きにくいのが洗面台下の排水管からの水漏れです。排水管は洗面台下の床板の下に設置されているので、もし経年劣化による亀裂や破損などによる水漏れが発生していても、よほど大量の水でなければあまり変化が見られません。
気付かぬ間に放置し、床下が腐る原因ともなる、なんとも厄介な水漏れです。今月の水道代がいつもより高いなと感じた時は、排水管の水漏れに目を向けましょう。また、洗面所下の床下に湿気や痛みを感じたときも要注意です。
水漏れ箇所4 洗面台下の排水トラップから
4つめは、同じく洗面台下の排水トラップからの水漏れです。排水トラップには、S字トラップやP字トラップなど種類が豊富ですが、一般的な洗面台下はこの2つが主流と言えるでしょう。
形状が違えど、排水トラップの役割は下水から上がってくる嫌な臭いや害虫などを、排水トラップの湾曲した部分に溜まった水(封水)で防ぐという大切な役割を担っています。
この排水トラップも接続部分は「ナット」が使用されているので、この部分も緩みやすくなり水漏れを引き起こしてしまうのです。排水トラップの接続部分から水漏れが起きていると、そのまま床下にポタポタと垂れて、床が腐る原因にもなります。
洗面所はお風呂場の近くなど湿度が溜まりやすい場所に設置されていることが多く、洗面台下も扉が常にしまった状態のため、カビなどにも注意しなければなりません。
掃除道具などいろいろ収納しているので、定期的にどこからか水漏れが起きていないかチェックすると良いでしょう。
自分でできる水漏れ箇所をチェックする方法3選
洗面台の下でどこからか水漏れが起きている場合、水漏れの程度によってはなかなか気付かず、いつのまにか水道料金が上がっていた、洗面台下の床が腐っていたなど、大きな損害になっていることもあります。
これを防ぐには、日頃からのメンテナンスが重要です。そこで、次は自分で洗面台下の水漏れ箇所をチェックする方法について、3選説明していきたいと思います。
≪準備するもの≫
- バケツ
- 乾いた布
この2つを準備したら、早速チェックの手順について説明していきましょう。まず最初に行うべきことは、洗面所下に収納されたアイテムを全て外に出します。物が多いまま作業を進めると、他の部品に干渉して故障させる恐れがあるためです。
給水栓、排水管、排水トラップ全体が見えるようになったらそれぞれチェックをしていきましょう。万が一のために、水受け用に排水トラップ下にバケツを置きます。
タオルはバケツで対応できなかった時の予備として、排水管と床下の接続部分に敷いてください。全てセット完了したら、洗面台の蛇口をひねって水を通過させます。
『蛇口』『給水栓』『排水トラップ』『排水管』を見て、それぞれ水漏れが起きていないかチェック。水漏れの量が少なく分かりづらいこともあるので、それぞれの箇所に乾いたタオルを当てて湿らないかやってみると完璧です。
大事なステップ「水漏れ箇所の特定」ができない!?
水漏れの修理に最重要とも言えるのは、「水漏れ箇所の特定」です。しかし、自分で先ほどお伝えしたチェックを行っても水漏れ箇所が特定できない状況もあります。
そういうときは、大抵洗面台の床下にある排水管から水漏れが起きていると考えられますが、なにせ床下にあるので一般の方が排水管を確認することは非常に難しいと思います。
そんなときこそお役に立てるのが、水道屋本舗などのプロの水道修理業者です。洗面台下の水漏れの主な原因は、蛇口や給水栓、排水トラップ、排水管にありますが、それが必ずしも1つであるとは限りません。
洗面台自体を長年使用しているのであれば、複数の箇所から同時に水漏れが起きることもありますし、ナットを締めても解決しないことも。そんなとき洗面台本体の交換を行うとき、プロの修理業者の出番です。気になるのは修理費用だと思いますが、そこもご安心ください。
まずは無料で点検とお見積りを提出し、金額を明確に提示することで安心していただいております。もちろん、キャンセルも無料なのでお見積りだけでもという方もぜひご利用ください。
また、上記のような洗面台以外での水漏れが及ぼすことがありますので、以下もご参考ください。
水漏れ原因1 階下漏水
洗面台下の床から水漏れが起きたとき、懸念すべきことは階下漏水です。持ち家が戸建てで、2階に洗面台がある場合、水漏れが床で起きるとそのまま天井に浸みて1階にまで影響が及びます。
ご自宅ならまだ自己責任ですが、問題は賃貸マンションなどの集合住宅の場合です。下の階に住む方の天井も、水漏れで湿ってしまうだけでなく、ポタポタ垂れた水が家具や電化製品を傷つけた場合、その賠償責任は水漏れを起こした側にあります。
近隣トラブルに発展しかねませんので、洗面台下の水漏れを発見したときは速やかに対処していきましょう。
水漏れ原因2 洗濯機の排水溝
ご自宅によって異なるとは思いますが、洗面台の近くに洗濯機を配置する間取りが一般的に多く感じます。その洗濯機も水漏れの原因となるので注意が必要な箇所です。
洗濯機の水漏れは、洗濯蛇口の劣化や、日々蓄積される洋服の繊維が排水溝につまって水が流れなくなることによるものです。
洗濯機の排水溝は、重い洗濯機の下にあるため掃除しづらいのですが、定期的にメンテナンスをするようにしましょう。
水漏れ原因3 その他の家電など
その他、水を用いる例えば加湿器なども故障や破損によって底から水漏れが起きることも考えられます。電気を使用している場合、漏電の危険もありますので要注意です。
自分でできる水漏れ修理方法を場所別に解説!
洗面台下の水漏れは、いつ起きるか予測できるものではありません。これはキッチンやお風呂の水漏れでも同じことが言えます。
水漏れの対処は、早ければ早いほど被害が少なくなりますが、業者にお願いするとなると、まず優良な業者を探し、連絡、日取りの決定などどうしてもタイムラグが発生してしまうこともあります。
そんなとき、自分でできる水漏れ修理方法を知っておくととても役に立つはずです。では、場所別にその修理方法を解説していきましょう。
蛇口本体からの水漏れ 【パッキン交換とナットのマス締め】
まずは、結構起こりやすい洗面所の蛇口水漏れの修理方法からです。水漏れの原因が蛇口である場合、たいてい原因はパッキンとナットにあると言われています。
パッキンは劣化により亀裂や破損が原因で、隙間から水漏れするため、交換する必要があります。パッキン交換を行うときは、各メーカーによって種類が異なるのでしっかりチェックしてから購入しましょう。パッキンの向きも大切なのでお忘れなく。
また、ナットはモンキーレンチや素手で締め直すと水漏れが解消されるでしょう。あまり強い力を加えてしまうといくら金属でできたナットと言えど破損する可能性があるので、力加減には気を付けてください。
洗面台下の給水栓からの水漏れ 【ナットのマス締め】
洗面台下の給水栓から水漏れが起きたときの修理方法です。給水栓から水漏れが起きているということは、ずっと水が垂れ流しになっていることでしょう。
水漏れの量が増えれば増えるほど、修理が大変になってくるので早めに対処していきます。洗面台下の給水栓の水漏れには、ずばりナットのマス締め作業で対応します。
ナットは給水栓と給水ホースの間に取り付けられており、常に水圧がかかる部分なのでナットがどんどん緩くなってしまうため、水漏れが起きてしまいます。ナットのサイズは使用している洗面台やメーカーによって異なります。
サイズを調節することができるモンキーレンチがあれば、よりしっかりとマス締め作業を行うことができるのでおススメです。
洗面台下の排水管からの水漏れ 【排水ホースと床下排水管の再接続】
洗面台下の排水管は排水トラップの下から排水ホース、そして排水管へとつながっています。この排水管へとつながる部分が、ふとした拍子にズレてしまうとそこから水漏れが起きてしまうのです。
多くの方が洗面台下に掃除道具やストックの洗剤などを収納していると思います。何か物を取り出そうとして、排水管に当たってしまうとズレてしまうこともあるでしょう。
そのまま気付かずに使用した結果、いつのまにか床が水浸しになってしまうので、もし今排水管に当たったなと思ったときは一度ズレていないか確認してください。少しのズレであれば、手で直すことができます。
ズレてもいないのにどこからか水漏れが起きている場合は、排水ホースに亀裂が入っていたり、床下の排水管が破損しているかもしれません。
床下の排水管は目に見えませんし、手が届く場所にありませんのでこの場合はプロの力が必要となります。
洗面台下の排水トラップからの水漏れ【ナットのマス締め】
排水管と違って水漏れが発見しやすい箇所は、排水トラップです。排水トラップはちょうど排水管と排水ホースの真ん中にあるので、たくさん収納していない限りパッと目につく箇所にあります。
この場合の水漏れはナットの緩みが原因であると思われるので、これまで説明してきたようにナットのマス締め作業を行いましょう。古くなった排水トラップであれば、部品交換も可能です。
自分では解決できず業者を呼んだ方がいい状況とは?
洗面台下の水漏れは、原因が特定できれば自分でも修理することが可能であり、その対処方法や直し方について詳しく解説してきました。ところが、全て自分で対処できるかというと、そうではありません。
状況によっては最初からプロの水道修理業者にお願いしたほうが良いときもあります。では、どういう状況であれば業者を呼ぶべきかについて説明していきましょう。
まず何と言っても、水漏れがどこから起きているのか、その原因がはっきりと分からないときです。原因が分からないまま作業をしてしまっても、更に状況を悪化してしまい修理費用もその分かかってしまうこともあります。
また、次の状況である場合もプロの力を借りたほうがより安全、そして今後も安心して使用できるので参考にしてみてください。
- 蛇口のパッキンを交換してもまだ水漏れが起きている
- 排水ホース、もしくは排水管に亀裂や破損が見られる
- ナットのマス締め作業を行ってもまだ水漏れしている
- 床下の排水管から水漏れしている
排水ホースの交換は、DIYが好きな方や手先が器用な方であればできるかもしれませんが、それでも確実とは言えません。特に4つめの床下にある排水管からの水漏れは、素人では手に負えません。
洗面台を取り除いたりと大掛かりな作業が必要となりますし、技術や知識も必須です。発見したら、すぐにプロの水道修理業者を呼びましょう。
よくある洗面台下の水漏れについての質問
その他、洗面台下の水漏れについての質問にどんどん答えていきましょう。
洗面台下の水受けタンクから水漏れが起きたときは?
使用されている洗面台によっては、洗面台下の奥に水受けタンクが取り付けられています。取り外すこともできますが、洗髪シャワーホースが取り付けられている場合ホースに伝わる水をキャッチしてくれるので役立つアイテムです。
よって水受けタンクに溜まった水があふれてしまうと、床下の水漏れにつながるため、取り外して水受けタンク内の水を捨てるようにしましょう。
洗面台下の水漏れでカビが発生したときは?
水漏れが無くても、周辺の湿度が高い場所に設置されていたり、梅雨の時期であるのと扉で締め切った洗面台の下にどうしてもカビが発生してしまうこともあります。
放置すればするほどカビは増殖していくので、対処していきましょう。まだ軽度なカビであれば、市販のカビキラーなどで拭き取るだけでも除去することができます。
発見が遅れてカビが増殖してしまうと、床板が腐るため板の補強などが必要になる場合があります。もし火災保険で対応できるようでしたら、保険会社に問い合わせしてみるのも良いでしょう。
賃貸の洗面台下で水漏れしたときは誰が修理費用を負担する?
購入した戸建てや分譲マンションであれば、基本的に修理費用を負担するのは持ち主であるご本人ですが、賃貸だと少し異なります。
賃貸の洗面台の下で水漏れした場合、その持ち主は大家さん、もしくは管理会社であるため、修理費用は大家さん、もしくは管理会社の負担となります。
洗面台以外の水漏れでも同じですので、家の中で水漏れが発生した場合はまず大家さん、管理会社に連絡しましょう。
まとめ
身支度に欠かせない洗面台下からの水漏れについて、その原因、直し方など詳しく説明してまいりました。もちろん、解説した直し方で完全に水漏れが防げるわけではありません。
そんなときこそ力になってくれるのが、地域密着、全国展開している水道屋本舗などのプロの水道修理業者です。業者を選ぶコツとして、大前提に出張、点検が無料な会社を選びましょう。
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