革ジャンクリーニングの料金相場は?レザー製品が得意なクリーニング会社3選!

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「大切な革ジャンを長持ちさせたい」
「革ジャンのメンテナンス方法がわからない・・・」

ケアが難しい革ジャンですが、長持ちさせるためには定期的なメンテナンスが必要です。

自宅で洗濯をして、色移りや色落ちしないか不安を感じる方は「革ジャン対応のクリーニング店」の利用がおすすめです。

しかし、サービスの質やオプション内容が気になり、クリーニングに出すことを躊躇する方も多いのではないでしょうか。

本記事では、革ジャンに対応しているおすすめのクリーニングを紹介します。

クリーニング店ごとの特徴や、料金についても詳しく解説するので、革ジャンを適切にケアして長持ちさせたい方はぜひ参考にしてみてください。

目次

革ジャン(革素材のジャケット)のクリーニングが必要なタイミング

革ジャンの色によっては汚れが目立たず、クリーニングに出すタイミングを判断しにくいこともあります。

しかし、革ジャンに目立つ汚れやシミが付いた際には、すぐにクリーニングをすることが重要です。

それでは、革ジャンのクリーニングが必要なタイミング、早めにクリーニングをすべき理由を紹介します。

カビが生えた

革ジャンはタンパク質が多い素材のため、カビのエサになりやすいことが特徴です。

汚れや皮脂、ほこり、空気中に存在している雑菌が付いており、湿度が高い場所ではカビが生えやすいでしょう。

革ジャンの表面のみではなく、裏地にもカビ菌が付着している場合があります。

カビが生えていなくても、カビ臭いがしないか確認することが大切です。

カビが発生すると、革ジャンが硬くなったり収縮したりします。カビが生えているとクリーニングをする前に着用しないため、縮んでいることには気づきにくいでしょう。

あらかじめ革ジャンが縮んでいないのかも確認しておくのことがおすすめです。

汚れ・シミがついた

汚れやシミが付いた直後であれば、クリーニングで落とすことが可能です。

しかし、汚れやシミが付いてから時間が経っていると、発生した菌が内部にまで浸透しているため、クリーニングで汚れやシミを取り除けないことがあります。

革ジャンのクリーニングを行える専門店では、染め直すことで汚れやシミを目立たなくさせるオプションを選べることがあります。
シミ抜きやクリーニングをする場合に、何の汚れか、いつ付着したのかは伝える必要があるため、汚れやシミはいつ付着したのか、何の汚れなのかを思い出しておきましょう。

革の色落ちがある

紫外線によって、革ジャンが日焼けしたり色落ちしたりすることが多いです。

太陽光のみではなく、室内灯や蛍光灯によっても革ジャンが変色します。

革製品の着色に使用される成分が酸化するため、色が薄くなるのです。

さらに、革の油分が酸化して色が濃くなることもあります。革ジャンはハンガーに吊るした状態で保管していると、袖と肩の部分が色落ちすることも多いです。

また、裾や袖口、襟なども皮膚と擦れたり、バッグを持った際の摩擦で色落ちしたりということがあります。

革ジャンの変色や色あせは、革の染め直し、色の修正などのオプションを付けると元の状態に戻せるでしょう。

自身で洗濯して失敗した

自身で洗濯をすると、革ジャンが色落ちすることがあります。

色のコントラストがある革ジャンを洗った際に色移りしたり色落ちしたりという失敗をするケースは非常に多いです。

ブラウンやブラックで単色の革ジャンは色落ちしても目立ちませんが、明るいカラーの革ジャンは色落ちすると目立ちます。

革ジャンをクリーニングする店を選ぶポイント

革ジャンは、どのクリーニング店でも対応しているわけではなく、特殊な技術や革製品の取り扱い実績があるお店を選ぶ必要があります。

それでは、革ジャンのクリーニングを依頼するお店を選ぶ際にチェックしたいポイントを紹介します。

革の種類や製品の状態に適した洗い方や洗剤を選択される

革ジャンを含め、革製品は通常クリーニングや洗濯をしないものとして作られています。洗濯表示を見ると、すべて✕印が付けられているでしょう。

革ジャンをクリーニングするためには、専門知識や技術、経験が求められます。

革ジャンの素材はさまざまであり、素材に適したクリーニングをしているか、どのように乾燥しているのかを確認することが大切です。

しかし、自身に知識がないと見極めるのも難しいでしょう。クリーニング店の公式サイトに、革ジャンの洗い方やどのような技術があるのか記載されていない場合には注意が必要です。

革ジャンに適した洗剤を使っていたり、特殊な洗い方をしていたりというクリーニング店を選びましょう。

皮革製品のクリーニングの実績がある

普段から依頼している近所のクリーニング店であれば、便利なうえに信用できるため革ジャンのクリーニングを依頼したいと考える方もいるでしょう。

シャツやブラウスなどは綺麗にクリーニングしてもらえたとしても、安心して革ジャンのクリーニングを依頼できるわけではありません。

革ジャンは、特殊な技術や知識が必要です。

そのため、いつも依頼しているクリーニング店に革ジャンのクリーニング実績があればよいですが、革製品を専門にしていなかったりクリーニング実績を明示していなかったりする場合は、革製品をクリーニングできる専門店に依頼しましょう。

撥水加工がされるかどうか

雨が降ったときに革ジャンが濡れたり、飲み物をこぼしてしまったりした経験がある方も多いのではないでしょうか。

本皮は水分を吸収しやすく水分に弱いため、シミが目立つことがあります。

すぐに水分を拭き取ればよいですが、革ジャンに水分が吸収されると、型崩れをしたり硬くなったりします。そのため、撥水加工をしなければなりません。

撥水加工をすると、熱や空気は通しますが水分や油分は通さず、通気性は維持でき、見た目が綺麗な状態を保てます。

革ジャンに直接水分が吸収されることはなく、水分が原因のシワやシミのほか、型崩れというトラブルも予防でき、カビの発生も防ぎます。

また、水分のみではなく汚れが付着しにくくなるほか、色移りや色落ちの予防や多少の汚れはすぐに拭き取れるなどのメリットもあります。

革ジャンそのもののクリーニング代は安いとはいえないため、撥水加工の料金が手頃な価格かどうなのかをチェックしましょう。

色修正のオプション料金

革ジャンを長期間着用していると、袖口や襟元が擦れて色落ちすることがあります。

また、革ジャンを着た状態で長時間車を運転していると片腕のみが日焼けして変色することも珍しくありません。色修正をすれば元に戻せますが、オプションはクリーニングとセットで依頼しなければならないことが一般的です。

革ジャンが汚れたままの状態で色を補修や加工をしても効果を得られなかったり、色補修ができなかったりします。

そのため、基本的にオプションのみは依頼できません。クリーニング代と合わせて、予算内かどうかオプション料金もチェックしておきましょう。

型崩れを直せるか

革ジャンは厚めのハンガーを使わなければ、肩から腕にかけて型崩れします。

さらに、バイクに乗る方はプロジェクターをつけていると型崩れしやすいでしょう。

クリーニング店によっては型崩れを直すオプションがあるため、形を整えたい場合には、型崩れを直すオプションコースがあるお店を選びましょう。

仕上がりまでにかかる日数をチェックする

革ジャンのクリーニングは、手間と時間がかかるため、通常の衣類と比較すると仕上がりまでに時間がかかります。

革ジャンを着用したい日から逆算して、早めの依頼や、仕上がりまでの日数を確認することが大切です。

革ジャンなどのレザー製品におすすめのクリーニング会社3選

革ジャンというレザー製品のクリーニングに対応できるお店は全国にありますが、とくに人気があり、革製品の取扱実績も豊富なクリーニング会社を紹介します。

オプションサービスや宅配型なのか店舗型なのかなど、クリーニング会社を比較してみましょう。

革水

革水では、革ジャンをクリーニングする際には風合いの維持よりも色補修を優先したい方や、風合いを維持したい方など、依頼する方によって重要視するポイントが異なります。

そのため、十分にコミュニケーションをとり、作業の内容やクリーニングの方法、作業ごとのメリットやデメリットも話すことを大切にしています。

項目詳細
店舗の形態宅配型
料金8,800円
撥水加工
補色6,050円
カビ取り5,500円~
納期3週間~
保管サービス有(6,600円クリーニング後6か月間)
※料金はすべて税込表示です。

水にもこだわる

革水では、革ジャンをはじめ革製品をクリーニングする際には、どのような洗剤を使っているのか飲みではなく、どのような水で洗うのかも重要視しています。

革水は、熊本の水を使用して革ジャンをクリーニングしています。近年では革ジャン専用の洗剤も多く開発されており、機械で革ジャンをクリーニングするお店も増えています。

しかし、革ジャンは実用性のみではなくデザインが個性的なものも増えており、少し衝撃を加えるのみで破れてしまったり、ワンシーズン着用したのみで色移りしたりというトラブルも増えています。

繊細な革ジャンが増えているため、ダメージを与えないよう革水では手作業でクリーニングをしていることが特徴です。

洗浄力が高い洗剤を使うとシミや汚れを簡単に除去できますが、洗浄力が強いとタンパク質が主成分の革に負担がかかります。

クリーニングする際は、革本来の風合いを変化させずに、汚れやシミを取り除けるように水洗いされます。

徹底除菌している

革ジャンにカビが発生したり汚れが付着したりすると、目視では確認できない菌がついている状態です。

革水では第三者機関で科学的に検証して技術を数値化し、徹底除菌しているため安心です。

お手入れ用品も購入できる

皮革のクリーニングをする職人が作ったお手入れ用のアイテムを購入できることも魅力です。

1983年創業、革製品のクリーニングやメンテナンスを行ってきた「レザーサプリメントプロ」と「レザーサプリメント」、クリーニング店の革水でも使用されているアイテムを自宅でも使用できるように改良した非常に高品質なお手入れ用品です。

成分特許も取得しており、革ジャンを含めすべての革製品に使用できます。

ブラシやクリームという道具は必要ないため、クリーニングを依頼する際に気軽に購入できるでしょう。

リナビス

リナビスは創業60年以上の老舗クリーニング会社です。

熟練の職人が革製品に合わせたクリーニングをおこなうことはもちろん、宅配型クリーニング会社として利便性を重視したサービスを提供していることが特徴です。

項目詳細
店舗の形態宅配型
料金16,000円
撥水加工1着3,300円
補色11,000円
カビ取り550円
納期30日~
保管サービス有(最大12か月無料)
※料金はすべて税込表示です。

最新のクリーニング技術を採用

シミやカビが目立つ革ジャンを洗浄すると、素材本来の風合いが失われることがあります。

さらに、変質や型崩れのほか、革が硬くなる可能性も高いです。

そのため、最新のクリーニング技術で泡と水を使い、優しく洗浄します。

また、革製品は全革、革付、革なしなどさまざまな種類があり、商品ごとに乾燥する際の湿度や温度、時間などを調整しなければなりません。

リナビスで種類や素材を見極めたうえで、湿度や温度を調整した乾燥室で乾燥させるため、収縮するリスクが極めて低いです。

ベテラン職人が手作業でクリーニング

リナビスでは、クリーニング、乾燥、修復や色修正、仕上げなどをベテランの職人が手作業でおこないます。

修正やメンテナンスなど専門知識と技術、経験が必要な作業も安心して依頼できるでしょう。

色を修正や染色をする場合、専門知識や技術がないと難しいですが、革ジャンの風合いを維持するために縫い糸の色もマスキングして細かい作業も行ないます。

宅配型ならではの利便性

利便性については、コンビニ集荷できること、保管サービスが無料なことが挙げられます。

リナビスはコンビニ集荷も対応しているため、好みのタイミングで発送でき、忙しい方でも利用しやすいことがメリットです。

加えて、最大12か月まで無料で保管してもらえるため、クローゼット代わりに利用できるでしょう。

リナビスの利用を考えている方は、リナビスのよい評判・最悪の評判を紹介している記事もあわせてチェックしてみてください。

リフレザー

リフレザーは、皮革製品専門のクリーニング会社です。

日本の老舗革ジャンメーカー「KADOYA」が運営しており、80年以上の実績があることから安心して依頼できるでしょう。

項目詳細
店舗の形態宅配型
料金8,800円~
撥水加工2,750円~
補色無料
カビ取り無料
納期3週間~
保管サービス
※料金はすべて税込表示です。

あらゆる皮革製品に対応

革ジャンだけではなく、ブーツやスカート、バッグなどあらゆる皮革製品のクリーニングに対応しています。

さらに、オプションサービスで撥水加工も施せるため汚れやシミの予防も可能です。

仕上がりの実例をチェックできる

宅配型クリーニングの場合、届いたときに満足できない仕上がりだと返送に手間がかかることから、宅配型を利用するのをためらう方も多いのではないでしょうか。

しかし、リフレザーの公式サイトでは多くの写真が掲載されており、クリーニングにかかった料金と、Before、Afterの状態を確認できます。

自身がクリーニングに出したいものと似ている実例があれば、非常に参考になるでしょう。

2種類のクリーニング方法を採用

リフレザーは、ドライクリーニングと水洗いの2種類の方法を採用しています。

水洗いは、カビや水で落とせる汚れがついた革ジャンの洗浄、ドライクリーニングは油性の汚れを取り除くのに最適です。

ドライクリーニングは革に水分が吸収されることによって、革が伸びたり水分が副成分を含んだ部分が破損したりというリスクが少ない方法です。

革製品の状態を見極め、適したクリーニング方法を提案します。

また、特殊な洗浄剤とコンディショナーを使い、ひとつひとつ手作業でクリーニングするため、どのような状態の革ジャンにも対応をしてもらえます。

革ジャンをクリーニングに出す際の5つの注意点

革ジャンをクリーニングに出すと、色や風合いが変化したり縮んだりすることがあります。革製品の特性から、ある程度の変化は避けられないといえるでしょう。

クリーニングに出して戻ってきた際にガッカリしたりクリーニング店とトラブルになったりしないよう、あらかじめ注意点を理解することが大切です。

革製品をクリーニングする前に知っておきたい5つの注意点を解説します。

質感・色合い・風合いの変化が起こることもある

革ジャンをクリーニングに出すと、質感や色合い、風合いが変化することがあり、腕や襟などパーツごとに変化の仕方が異なることがあります。

また、オプションで色補正をすると、購入した際や依頼したときとは色合いや風合いが変わることもあります。

どうしても色合いや風合いを変えたくない場合は、あらかじめクリーニング店で相談しましょう。

多少縮む可能性がある

クリーニングをすることで、3%ほど革が縮むことがあります。

とくに、カビが発生している場合は必ず縮むため注意しましょう。革製品を扱うクリーニング店では可能な限り縮まないように洗浄をしますが、カビが発生する前のサイズにはなりません。

また、革製品は革の加工をしたものであり、加工の際に熱で革を引き伸ばしています。

革の収縮性は動物の繊維の向き、流れで異なります。革ジャンを含め革製品は、縮む素材であることを理解しておきましょう。

なお、長期間着用していると体に馴染むため、若干縮んだとしても徐々に体にフィットしていきます。

修理が必要な部分がないか確認する

革ジャンのクリーニングを依頼する場合、修理をしたい所のみではなく、修理をした方が仕上がりが綺麗になる箇所がないか確認しましょう。

とくに気になっている部分は、依頼する際にしっかり伝えることが大切です。

また、修繕のオプションサービスはないケースも珍しくありません。オプションサービスの内容についても確認しておきましょう。

クリーニング店ごとのオプション内容を確認したい方は、宅配クリーニングのおすすめ比較23選をぜひ参考にしてみてください。

合成皮革や人工皮革はクリーニング不可の場合がある

合成皮革、人工皮革は、シミを取れなかったり劣化している部分を修理できなかったりするため、クリーニングできない場合があります。

また、樹脂やポリウレタンという成分でコーティングしている人工皮革や合成皮革は劣化の予防が難しいため、最新のクリーニング技術でも対応できないことが多いです。

人工皮革や合成皮革の寿命は3年といわれているので、クリーニングをするよりも買い替えた方がよいでしょう。

カビの発生箇所を確認する

クリーニングを依頼する前に、カビの有無をチェックし、カビが発生している場合には発生している箇所を伝えましょう。

あらかじめカビが発生していることを伝えないと、カビが取り切れてない状態で返却されることがあります。

また、カビ取りはオプションサービスになることがあるため、クリーニングにかかるトータルの費用を把握するためにもカビが発生箇所を申告しましょう。

革ジャンのクリーニングに関するよくある質問

革シャンをクリーニングするにあたり、疑問をいだきやすいことを紹介します。

革ジャンのクリーニングを利用しようか迷っている人は参考にしてみてください。

革ジャンのクリーニング価格相場は?

革ジャンのクリーニングの価格相場は、本革か合成皮かによって異なります。

合成皮は930円~(税込)、本皮5,500円~(税込)が相場です。

革ジャンは汚れやシミを除去するのみではなく、色修正というオプションサービスを利用することが多く、価格相場が高くなるのだといえるでしょう。

革ジャンのクリーニングの価格が安いお店もありますが、クリーニングの技術や革製品を取り扱った実績のほか、オプションサービスの内容で選ぶのことがおすすめです。

革ジャンのクリーニングにはどのくらい時間がかかる?

革ジャンのクリーニングは1か月以上かかるケースもあるため、シーズンオフになってからクリーニングに出すのことが出すとよいでしょう。

革製品の自宅での適切な保管方法は?

革製品の適切な保管場所、保管方法は、製品ごとに若干異なります。

革製ジャンパー

革ジャン、革製ジャンパーは、シーズン中は太いハンガーを使って直射日光が当たらない通気性のよい場所にかけておきましょう。

細いワイヤータイプのハンガーを使いたい場合は、タオルを巻くとジャンパーにハンガーの跡が残りにくくなります。

シーズンオフになったら、上から不織布カバーをかけます。

革製ジャンパーはシーズンオフになっても畳まず、ハンガーにかけた状態で直射日光が当たらない通気性のよい場所にかけておきましょう。

クローゼットの中にかけておいてもよいですが、1か月に1回はクローゼットから出して空気に当てることが大切です。

革製ジャンパーはカビの発生や、カビによるシミがつきやすいため、シーズンオフでもクローゼットに入れたままにしないことが重要です。

革製コート

革製のコートは、シーズン中は布やブラシを使用してホコリや汚れをこまめに落とし、跡がつかないように太いハンガーにかけておきましょう。

革製品専用のクリーナーを使用して目立った汚れは取り除き、クリームやオイルを塗るのことがおすすめです。汚れがついたままの状態にしておくと、菌が繁殖して不快な臭いやカビの発生の原因になるため注意しなければなりません。

シーズンオフになったら、ホコリや汚れをしっかりと落とすためにクリーニングに出すのことがおすすめです。

クリーニングに出したあとは、畳まずハンガーにかけて、上から不織布カバーをかけます。

不織布カバーがないときは、綿の布を肩に掛け、ホコリがつかないようにしましょう。革製コートは、畳むとシワになるため注意が必要です。

シーズン中もシーズンオフになっても、湿度が低い場所に収納しましょう。

蛍光灯の下や直射日光が当たる場所は、日焼けや色あせの原因になるため注意が必要です。

革製バッグ

革製バックは、リビングや廊下という人が行き来する場所に置くと物が当たって傷つく可能性があるため、棚やクローゼットの中に入れておきましょう。

また、ハンドルが本体に当たった状態で保管しておくと本体にハンドルの跡が残るため、ハンドルは緩衝材で包む、もしくは紐でくくり、本体に当たったままにしないことがポイントです。

保管する際はバックの中の物をすべて取り出して、新聞紙やタオルなどを軽く詰めます。ポケットやバッグの底の部分に乾燥剤を入れて、湿気対策もしましょう。

ただし、長期間乾燥剤を入れた状態にしておくと乾燥材が湿気を吸収し、湿気対策の効果はなくなります。

そのため、2か月程度で入れ替えるのを忘れないようにしましょう。

長い期間バッグを使わないときにも、棚やクローゼットの扉を開けて換気をしたり、定期的にバッグを外に出して空気に触れさせることが重要です。

長い期間収納した状態にしておかず、空気に触れさせることで、湿気対策や臭いの発生の予防につながります。

なお、バッグを入れる袋も不織布という通気性が高いものを使いましょう。

どのような革でもクリーニングしてもらえる?

革製品を扱う専門店では、どのような革でもクリーニングできます。

ただし、合成皮はクリーニングできないケースがあるため注意しましょう。

また、「クリーニングできない」と表示されている革製品でも対応してもらえることがありますが、業者によって異なる点があるため、特殊を使っている製品やデザインが繊細なものは業者に問い合わせましょう。

大量のカビが生えていてもクリーニングで綺麗になる?

大量のカビが発生している場合は、クリーニングを断られることがありますが、基本的にカビは綺麗に取り除きます。

ただし、カビ菌が繊維の奥に入り込んでいると、表面上は綺麗になってもカビ菌を100%取り除けないため注意が必要です。

まとめ

革ジャンをクリーニングしたいときには、革ジャンをはじめ革製品の取扱実績があるお店に依頼することが大切です。

クリーニング会社は宅配型、店舗型がありますが、宅配型を利用すれば忙しい方でもクリーニングに出せるでしょう。

返却された革製品は正しい方法で保管し、カビの発生やシミや汚れが付くのを防ぐ必要があります。

汚れても再度クリーニングをすればよいと考える方も多いですが、クリーニングすることで風合いやサイズが変化し、自身の好みの見た目ではなくなる可能性があります。

そのため、必要に応じて最低限の加工やクリーニングで済ませることが重要です。

革製品をクリーニングをしたあとは丁寧に保管し、綺麗な状態を維持しましょう。

※本記事の情報は2023年10月時点のものです。
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<参考>
革水
リナビス
リフレザー

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