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最新更新日:2024年10月22日

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お風呂の排水溝(排水口)の流れが悪い!解消方法と予防法を解説

目次

毎日使うお風呂で困るのが、排水口の流れの悪さではないでしょうか。流れが悪いと入浴中に気になるうえ、掃除もしにくくなるため早急に解決したいところです。

本記事では、排水口がつまる原因やそのつまりを放置するリスクを解説。原因別の解決策や普段からできる詰まり防止法も紹介します。

 

排水口の流れの悪さは、自分でできる範囲でも解決する場合があり、掃除の手順を理解していれば難しくありません。

 

ただし、なかには自分だけでは解決できず、業者に依頼すべきケースも存在します。そこで、業者選びのポイントについても見ていきましょう。複数の業者を比較検討し、信頼できるところにお願いすることが大切です。

 

排水口・排水溝の違い

まずは、用語の確認をしましょう。「はいすいこう」をネットや辞書で調べると、「排水口」と「排水溝」の2つが出てきます。

 

「排水口」は、お風呂やキッチンなどの水回りにあるものです。生活排水が流れ出るところを指します。対して「排水溝」は、家の外にある排水用の溝のことです。いわゆる「ドブ」や「側溝」などを指します。

 

排水口と排水溝は完全に別物なので、混同してしまわないよう注意しましょう。

 

【内部リンク】

『汚水桝の掃除はしてますか?トラブルになる前に掃除方法を詳しく教えます!』

お風呂の排水口の流れが悪くなる原因

お風呂の排水口の流れが悪くなる原因はさまざまですが、主に以下の5つに注意が必要です。

●髪の毛
●石鹸カス
●体の汚れ
●固形物
●大雨・土砂災害

 

ほとんどの原因がお風呂の中で発生するゴミです。ただ、まれに大雨や土砂災害など自然が原因となることもあります。

 

髪の毛

 

お風呂の排水口に溜まりやすいものといえば髪の毛です。シャンプーをすると抜け毛がどうしても発生してしまいます。人の髪の毛は1日に50~100本抜けるといわれており、1回のシャンプーでもかなりの本数が排水口に流れることになります。家族が多いとさらに多くの髪が排水口に溜まることになるのです。

 

髪の毛は目で見えるため、比較的対処しやすい原因といえます。しかし、ヘアキャッチャーにカバーがしてあると、「溜まっていたことに気が付かなかった」「メガネやコンタクトレンズを外していて見えなかった」というケースもあるようです。

 

石鹸カス

 

お風呂の排水口の流れが悪いときには、石鹸カスも大きな原因の1つです。普段使っているシャンプーやコンディショナー、リンスなどの液体であっても、ある程度粘度があるためお湯と一緒に流れ切らず、排水口や排水管のなかに溜まってしまうことがあります。

 

また、シャンプーなどのボトルを出した後、ノズルから出てくる石鹸の塊も、お湯に溶けずにそのまま排水口に溜まりがちです。

 

体の汚れ

 

お風呂で洗った体の垢も、排水口に流れていきます。体に付着している汚れはとても小さいため普段は気になりませんが、塵も積もれば山となります。家族分の体の垢を毎日排水口に流し続けていれば、年月が経つほど水の流れに影響します。

 

人の体から出る汚れは、皮脂を含むため水に浮きやすく、排水口や排水管のなかで流れ切らず、乾燥すると内側にこびりついてしまいます。

 

固形物

 

お風呂の排水口が急に水を通さなくなったり、まだ新しいのに水の流れが悪くなった場合には固形物が詰まっていることが考えられます。

 

たとえば、入浴剤を包んでいた袋の破片や、湿布や絆創膏を浴槽の縁に置いておいたら誤って流してしまったというケースはよく見られます。ロングヘアの人であればヘアゴムも流してしまいがちな固形物の1つです。

 

大雨・土砂災害

 

お風呂の排水口は、大雨や土砂災害でも水の流れが悪くなることがあります。とくに、夏場に多いゲリラ豪雨では、大量の雨水が一気に下水道に流れ込むため、家庭の排水口から下水が逆流してしまうことがあります。浸水時にも同様の現象が起こるため、台風が多い地域ではとくに起こりうる現象です。

 

大雨が降ってお風呂の排水口の流れが悪くなった場合、トイレや洗濯機の排水口からの逆流にも注意してください。

 

【内部リンク】

『排水溝から上がってくる水や異臭を防ぐためにできる対処法とは!?』

 

排水溝のつまりを放置するリスク

お風呂の排水口のつまりを放置した場合、以下の3つのリスクがあります。

●悪臭の発生
●水漏れ
●損害賠償・強制退去

 

悪臭や水漏れがあると快適な生活に支障をきたします。賃貸物件では、下層階への水漏れを起こした場合、損害賠償や強制退去といった大きなトラブルに発展しかねません。

 

つまりを放置していて良いことはないため、水の流れが悪いと感じたときは早急に対処することが重要です。

 

悪臭の発生

 

お風呂の排水口のつまりは放置していても直らず、むしろ悪臭を発生させる原因になります。

 

排水口の中の汚れはさまざまで、場合によってはヘドロ汚れのような頑固な汚れがこびりついていることもあります。そうした汚れに新たな汚れが付着し、放置すればするほど、どんどん悪化、解決が難しくなっていきます。

 

汚れは雑菌を繁殖させるため、臭いだけでなく衛生上も良くありません。

 

【内部リンク】

『お風呂の嫌な臭いの対処法を紹介!臭いが発生する原因や解決方法は?簡単掃除でお風呂の悪臭を取り除こう』

 

水漏れ

 

排水管がつまると、上手く水を排水できなくなります。外の下水に流れ出るはずのお風呂の水が、汚れによってせき止められれば、汚れと水で圧迫された排水管にヒビが入り、最終的には水漏れに至ります。

 

戸建ての場合は、水漏れに気が付かないことも多く、建物の強度を落とす原因になり得ます。集合住宅の場合は、下層階への水漏れにつながってしまいます。

 

損害賠償・強制退去

 

お風呂の排水口からきちんと排水できずに水漏れを起こした場合、集合住宅ではより大きなリスクがあります。

 

排水が下の階へ漏れ出た場合、下の階に住む住人や貸主から損害賠償を請求される恐れがあるためです。被害の大きさによって請求額は異なりますが、数十万円、高ければ100万円を超える可能性もあります。排水口を掃除しなかっただけで多額の賠償金を支払う羽目になる恐れがあるのです。

 

さらに、水漏れに対してしっかり対応しないなどの悪質な行為が見られた場合には、貸主から強制退去を命じられる可能性もあります。たとえ強制退去となっても、請求されている賠償金の支払いは必要です。

 

お風呂の排水口の流れの悪いときの解消方法

それでは、お風呂の排水口の流れが悪いと感じたときは、どう対処すればよいのでしょうか。ここからは、お風呂の排水口の流れが悪いときの解消方法を紹介します。

 

自分でできる範囲でも、以下の8つの方法が挙げられます。

●50度のお湯を一気に流す
●ラバーカップを使う
●真空管パイプクリーナーを使う
●液体パイプクリーナーを使う
●重曹とクエン酸(お酢)を使う
●排水トラップを分解して掃除する
●ワイヤーブラシで掃除する
●ワイヤーハンガーで掃除する

 

簡単にできるものから薬剤を使うものまで幅広くありますが、どれも業者を呼ばずにできるものです。

 

以下で詳しい方法をみていきましょう。

 

50度のお湯を一気に流す

 

排水口のつまりが軽度であれば、50度のお湯を一気に流すだけで解決できるかもしれません。

 

まずは、お風呂の排水口と排水トラップを外します。次に50度のお湯を勢いよくバケツ1杯分くらい流します。これをつまりがなくなるまで数回繰り返しましょう。

 

お湯の温度を50度としているのは、水よりも熱いお湯のほうが皮脂や石鹸カスといったお風呂特有の汚れが溶けやすくなるためです。50度のお湯は、カビ退治にも効果的といわれています。

 

しかし、あまりにお湯が熱すぎると今度は排水管が痛んだり歪んだりすることがあるため、50度以上のお湯は流さないようにしてください。

 

ラバーカップを使う

 

一般的には、トイレのつまりに対して使うことが多い「ラバーカップ」も、つまり解消で活躍します。ラバーカップは、いわゆる「すっぽん」のことです。

 

お湯を流す方法と同様に排水口の蓋と排水トラップを外し、隙間ができないようラバーカップをかぶせます。一度押してラバーカップを排水口に密着させたら素早く引き抜きましょう。この方法も、つまりが解消されるまで繰り返します。

 

一度配管内を真空に近い状態にしたうえで引き抜くことで、空気と一緒につまりがが浮く仕組みです。

 

ただし、ラバーストラップには長めの取っ手が付いています。排水口がシャワー台の下など奥まったところにある場合には、使いにくい方法といえます。

 

真空管パイプクリーナーを使う

 

真空式パイプクリーナーを使う方法もあります。仕組みはラバーカップと同じですが、加えられる力はラバーカップよりも大きいため、力が弱い女性や高齢者、奥まった排水口であっても使いやすいでしょう。

 

金額もそこまで高くなく、多くは2,000円ちょっとで販売されています。お風呂の排水口用の多くはトイレでも使えますが、それ以外にも洗面台・流し台用やエアコンのドレンホース用などの商品があります。自宅のお風呂で使いやすいものを選びましょう。

 

重曹とクエン酸(お酢)を使う

 

重曹とクエン酸を使うことで、排水口の汚れを除去できることがあります。クエン酸がなければお酢を使っても構いません。

 

排水口に重曹を振りかけたら、クエン酸1カップをかけてお湯を流します。重曹とクエン酸は、1:1~2:1程度にしましょう。40度くらいのお湯をクエン酸と同等程度回し掛け、泡が出てきたら、30分ほど放置。最後にしっかりとお湯をかけて洗い流します。

 

ただし、重曹にもクエン酸にも、皮脂や髪の毛を溶かすパワーはありません。排水口周りの汚れや軽度のつまりを解消したいとき、排水口を直接触りたくないときのお掃除におすすめです。

 

液体パイプクリーナーを使う

 

配管掃除でお馴染みの液体パイプクリーナーはつまりの解消にも活用できます。

 

強いアルカリ性である水酸化ナトリウムが含まれているため、つまりの原因となる皮脂や髪の毛を溶かします。重曹のような弱いアルカリ性では、皮脂や髪の毛は溶けないので、重曹・クエン酸を使っても解消しないつまりも、液体パイプクリーナーを使えば解消できる可能性があります。

 

排水トラップを外してから、パイプクリーナーを排水口に直接入れ、放置するだけで洗浄ができます。放置時間は商品ごとの指定時間を守りましょう。長時間置いたからといって効果は変わりません。

 

最後にお湯で流せばキレイになります。つまったときだけでなく、定期的に掃除で利用することで水の流れを改善できます。ネット通販やドラッグストア、ホームセンターなど、簡単に手に入るものなので、家に常備しておくとよいでしょう。

 

排水トラップを分解して掃除する

 

水の流れが悪かったり汚れが多く付着しているときは、排水トラップを分解して掃除してみましょう。排水トラップは、排水口の蓋を取った中にあり、少量の水(封水)を溜め置くことで、配管から来る臭気や害虫の侵入を防いでいます。

 

排水トラップの周りには、ヘアキャッチャーや封水筒、ワッシャーといったさまざまなパーツがあります。

 

まずは、通り髪の毛などのゴミを排水管の中に流れる前に受け取ってくれるヘアキャッチャーに付着したゴミを取り除きましょう。その他の部品は、古い歯ブラシやスポンジなどを使って丁寧に洗浄します。取り外した部品は塩素系漂白剤でつけ置きしても効果的です。

 

ワイヤーブラシで掃除する

 

排水口には汚れがないのに、水の流れが悪いという場合は、排水管内に汚れが溜まっている可能性があります。この場合はワイヤーブラシを使って、手が届かないところの汚れを取り除いてみましょう。

 

ワイヤーブラシには、70cmほどの扱いやすいものもあれば、5mとかなり長いタイプまで長さはさまざまです。ネット通販やホームセンターで販売されているので、比較的簡単に手に入ります。

 

使い方は簡単で、排水口の蓋とその他部品を外したら、排水管の中までワイヤーブラシを入れて上下左右に動かすだけです。排水管のへりにこびりついている汚れを取るイメージで動かしましょう。

 

ただし、つまりの原因となっている異物や汚れの塊を、奥に押し込んでしまう可能性もあります。ワイヤーブラシの先端に異物を感じたら無理に押し込まないよう注意してください。

 

ワイヤーハンガーで掃除する

 

ワイヤーブラシがない場合は、自宅にあるワイヤー製のハンガーで代用できることがあります。

 

ハンガーをまっすぐに延ばし、排水管の奥まで入れます。あとはワイヤーブラシと同じ要領で、排水管の中についた汚れやつまりをそぎ落としていきます。上下に動かしたり、左右に回してみましょう。

 

ワイヤーハンガーを排水管内に落としてしまうといけないので、ワイヤーハンガーの片方の先は丸めて持ち手にしておくと安心です。

 

ワイヤーブラシの代用とはいえ、先端にブラシはなく、ワイヤーブラシとまったく同じような効果が得られるとは限りません。ワイヤーブラシも高価なものではないため、できるだけ専用の用具を使うほうがよいでしょう。

 

お風呂の排水口のつまりを予防する方法

一度排水口がつまってしまったら、自力での解決が難しいことも珍しくありません。そのため、まずはつまらせないということが重要です。

 

ここからは、お風呂の排水口のつまりを予防する方法を紹介していきます。水の流れが悪くなるまえに、掃除をしておくことでお風呂をより清潔に保てます。

 

予防方法には、以下の4つがあります。

●髪の毛やゴミを取り除いてからお湯を流す
●排水口にゴミ取りネット・ヘアキャッチャーを装着する
●排水トラップや排水口はこまめに清掃する
●定期的に高圧洗浄する

 

少し時間のかかるものもありますが、普段からできるちょっとしたことでもつまりは予防できます。

 

【内部リンク】

『たいへんなお風呂掃除は「基本の便利グッズ」を活用しよう!』

『その順番大丈夫?正しいお風呂掃除の順番を学ぼう!』

髪の毛やゴミを取り除いてからお湯を流す

 

お風呂に入った後は、湯船に浮いている髪の毛やゴミを取り除いてからお湯を流すようにすると、排水口の汚れを減らすことができます。ヘアキャッチャーでは長い髪の毛は取り除けますが、短い髪の毛や小さなゴミはすり抜けてしまうこともあります。

 

湯船のゴミを掬い取るための網が販売されているので活用してもよいでしょう。

 

一度に流れていくゴミの量は少なくても、毎日繰り返されれば水の流れを阻害するようになります。できるだけ髪の毛やゴミを取り除き、排水口のつまりを防止してください。

 

排水口にゴミ取りネット・ヘアキャッチャーを装着する

 

古いタイプのお風呂だと、排水口のヘアキャッチャーがない場合もあります。ゴミ取りネットやヘアキャッチャーは後付けも可能です。排水口に直接お湯が流れているという場合は活用しましょう。

 

ヘアキャッチャーが付属しているタイプのお風呂でも、ゴミ取りネットをプラスで使うことで、より排水管へ流れるゴミを減らす効果が期待できます。掃除をするときも、本来はヘアキャッチャーにまとわりついている髪の毛を手で取り除かなければなりませんが、ゴミ取りネットを使っていれば、ネットを取り替えるだけなのでお手入れも簡単です。

 

排水口や排水管は汚れたら掃除をするのではなく、そもそも汚れさせないようにしましょう。

 

排水トラップや排水口はこまめに清掃する

 

排水口のつまりを予防するためには、排水口だけでなく排水トラップもできる限りこまめに掃除しましょう。

 

排水口の蓋の裏や排水トラップは、定期的に掃除しているとぬめりも少なく、毎回の掃除が楽になります。一度にまとめてキレイにすると気持ちが良くタイパも良いように思えるかもしれませんが、掃除をしなかった間に流れ出たゴミは、少しずつ汚れやつまりの原因になっていきます。

 

軽く掃除をするだけなら時間もかからないので、お風呂から出るときは排水口をキレイにしてから出るよう習慣づけるとよいでしょう。

 

定期的に高圧洗浄する

 

高圧洗浄というと家の外壁などに使うイメージが強いかもしれませんが、実はお風呂の排水口のつまり予防にも一役買ってくれます。

 

高圧力で水を噴出することで、ブラシなどを使わなくても排水管内に付着した汚れを剥がし落としてくれます。家庭用にも床や壁、車などに使う高圧洗浄機は販売されていますが、排水管への使用となると特殊なノズルやホースが必要となります。そのため、通常は業者に依頼して清掃してもらいます。

 

お風呂の使い方や利用人数にもよりますが、最低でも3~5年に1回、家族が多ければ半年に1回ペースで洗浄するとよいでしょう。目に見えない場所は、予想以上に汚れが付着している場合があります。把握しにくい場所ほど目を配り、プロに異常はないかチェックしてもらうと安心です。

 

お風呂の排水口のつまりを自分で解消するときの注意点

お風呂の排水口のつまりはご家庭でも対処できます。しかし、自分でつまりを解消する際にはいくつか注意点があります。以下の4つをしっかり把握しておきましょう。

●よく換気を行う
●掃除をするときはゴム手袋を着用する
●薬品は正規の使用方法を守る
●つまりが酷いときは業者に相談する

 

とくに薬品を使う際には、その薬品のパッケージに書かれている注意事項をよく読む必要があります。使う量や放置時間を間違うと安全性が失われるため、正しい方法を確かめてから掃除をしましょう。

 

よく換気を行う

 

排水口の掃除をするときは、換気が大前提です。とくに、薬品を使って掃除をするときは、必ず窓を開けるか、換気扇を強で回しましょう。

 

パイプクリーナーは、髪の毛や皮脂を溶かし落とすほど強い薬品です。締め切った浴室内で使用すると、めまいや目の痛み、頭痛などさまざまな症状を引き起こします。また、パイプクリーナーの多くは、塩素系で酸性のものと混ざると有毒ガスを発生させます。万が一を考えて、しっかりと換気しておきましょう。

 

換気扇が弱い場合は、サーキュレーターや扇風機をお風呂場の近くに持ってきて回す方法も有効です。コードレスのものがあれば活用しやすいでしょう。ただし、感電防止のため、水に触れないよう注意してください。

 

掃除をするときはゴム手袋を着用する

 

掃除をするなら、必ずゴム手袋を着用しましょう。排水口に溜まった髪の毛を取って捨てる場合など、簡単な掃除なら素手でも問題ありません。しかし、ぬめりを取ったり薬品を使うときには、ゴム手袋をしておくと手が汚れず安全です。

 

パイプクリーナーなどの塩素系の洗剤は、人の肌に触れると皮膚まで溶かしてしまいます。中性洗剤や弱アルカリ性の洗剤であっても、人によってはかぶれたりかゆくなったりすることがあるため、腕まで保護する長めのゴム手袋があれば安心です。

 

ただし、ゴム手袋はラテックスアレルギーが出やすいため、なかには使えないという人もいるでしょう。この場合は、合成ゴムでできた、掃除用ニトリル手袋を使用するのがおすすめです。ゴム手袋よりも密着感があり、作業がしやすいのも魅力です。

 

薬品は正規の使用方法を守る

 

排水口の汚れに薬品を使えば、簡単にキレイになるので重宝します。しかし、使用方法は必ず守るようにしましょう。

 

「混ぜるな危険!」と大きく書かれている薬品は珍しくありません。塩素系洗剤と酸性のものが混ざったときに発生する塩素ガス(有害ガス)は、呼吸器や目、口腔内の組織を破壊し、窒息や中枢神経症状を引き起こします。強い薬品は、それだけ人体に影響を及ぼす危険性があることを認識しておきましょう。

 

また、薬品を排水口などに付けて放置する時間も必ず守る必要があります。長時間置けば置くほど効果が高まるわけではありません。むしろ、剥がれた汚れが下に溜まるため、パイプ内でつまってしまうことがあります。つまりを取るための薬品でも、逆効果になることを注意しましょう。

 

つまりが酷いときは業者に相談する

 

お風呂の排水口のつまりが自分では解決できそうにない場合は、業者に相談しましょう。

 

軽度のつまりであれば、今回紹介した方法で対処できることが多いのですが、掃除をしても排水が上手くいかないようであれば中度~重度のつまりの可能性があります。業者に頼めば、プロが持っている知識と専門の道具を駆使して対応してくれるので、スピーディーかつ確実につまりを解消できます。

 

ライフラインの困りごとは素早く対応してもらえることが多いものの、タイミングによっては希望の時間に予約が取れないこともあります。放置すればするほど、つまりは悪化するため、できるだけ早い段階で業者に依頼しておくことが重要です。

 

どのような業者に依頼すればよいかは、本記事の「水道業者を選ぶときのポイント」と「こんな業者には注意!気を付けたい水道業者の特徴」を確認してください。

 

【内部リンク】

『お風呂のトラブルは業者に依頼して直してもらおう』

賃貸物件で発生したつまりに関する注意点

つまりが発生しすると、慌てて水道業者を呼んでしまいがちです。しかし、賃貸物件の場合は、すぐに業者に依頼するのはNGです。一度冷静になって、下記の注意点を確認しましょう。

●まずは管理会社や大家に連絡する
●原因・状況によっては費用を負担しなければならない
●水道業者に依頼しなければならない排水口のつまり

 

慌てて水道業者に依頼してしまうと、損をすることもあるため要注意です。

 

まずは管理会社や大家に連絡する

 

賃貸物件のお風呂の排水口にトラブルが発生したときに、1番最初に連絡するのは建物を管理している管理会社や大家さんです。

 

賃貸物件の場合、建物に最初から付随している設備(初期設備)は、基本的に貸主側に修理・交換する義務があります。具体的には、給湯器や洗面台、キッチンコンロ、温水洗浄便座などで、お風呂の配管も含まれます。物件と一体になっている設備一式が初期設備です。トラブルが起きた場合は、貸主側が費用を負担します。

 

物件によっては、トラブルにそなえて特定の業者と提携しており、連絡を受けた管理会社や大家さんが業者を手配してくれることもあります。まずは管理会社や大家さんに連絡をするのが基本です。

 

原因・状況によっては費用を負担しなければならない

 

初期設備のトラブルは、原則として貸主側に修理して費用を負担する義務がありますが、これは入居者側が適切に使用をしていた場合に限られます。例えば、「不具合を長期間放置して悪化した場合」「設備を本来の用途以外で使用した場合」「設備のメンテナンスを怠った場合」などは、入居者側が費用を負担しなければなりません。

 

つまり、適切に使用しているなかで故障したのかを判断する必要があるのです。しかし、勝手に水道業者を呼んで修理をしてしまうと、なぜ故障したのか、どのように対応するかを貸主側は判断できません。

 

そのため、「自分で勝手に修理を手配した場合」も、入居者側が費用を負担しなければならないケースに入ってきます。管理会社や大家さんへの相談なしに業者に依頼して発生した費用は後から清算を依頼しても断られる可能性があるため注意してください。

 

水道業者に依頼しなければならない排水口のつまり

 

排水口のつまりの場合、軽度であれば薬剤やワイヤーブラシを使って解決することができます。自身でトラブル解決を試みて、つまりが解消されない場合は、この時点で水道業者に依頼しましょう。

 

つまりは放置しておくと、悪化する一方です。「水の流れが悪いけど、ゆっくりなら流れるから」とそのままにしておくと、つまりの原因がさらに配管の奥まった部分に入り込み、特殊な高圧洗浄機を用いないと取り除けなくなる可能性があります。

 

つまりを放置して、適切な手入れを怠ったと判断されれば、トラブル対応にかかる費用は入居者負担となります。水の流れが悪いなと感じたら、完全につまっていなくても早めに管理会社や大家さんに相談するのが得策です。

 

水道業者を選ぶときのポイント

それでは、お風呂の排水口の流れが悪く、自分では対応できない場合はどのように業者を選べばよいのでしょうか。

●水道局指定工事店として登録されている
●複数社で見積もりを取って比較する
●見積もりの内訳や作業内容を説明してくれる
●明瞭な料金体系が公開されている
●PL保険に加入している

 

ここからは、水道業者を選ぶときの基本ポイントを5つ紹介します。水道業者への依頼はそう頻繁にあるものではないため、よく調べてから依頼することが重要です。

 

水道局指定工事店として登録されている

 

水道局指定工事店(指定給水装置工事事業者)としての登録は、自治体から専門知識を持つ業者として認められている証です。法律で定められた基準によって、適正に水道設備の工事を行える業者として認定されています。

 

認定されているかどうかは、各自治体のWebサイトで確認できます。業者のWebサイトで会社情報と指定番号を調べて、合致しているかチェックしてみましょう。

 

水道局指定工事店と非水道局指定工事店の違いは、対応できるトラブルです。水道局指定工事店として認められている場合のみ、給水管や排水管の工事が可能です。水道局指定工事店なら給水管内でのトラブルにも対応できます。

 

水道局指定工事店が必ずしも優良業者だとは言い切れませんが、要件を満たしたうえで許可を得ていること・対応範囲が広いことから、業者を選ぶ1つの基準となるでしょう。

 

複数社で見積もりを取って比較する

 

緊急で対応が必要な場合を除き、見積は複数社で取りましょう。最低でも3社、時間がある場合は5社から見積もりを取るのがおすすめです。

 

複数社からの見積もりを比較することで、適正な価格帯がみえてきます。また、比べることで極端に高い金額を提示してくる業者を見抜くこともできます。これは、見積もりが1社だけではできないことです。比較した結果、極端に高かったり安かったりする業者には気をつけましょう。

 

とくに極端に安い場合は、見積以外の追加料金が発生する可能性はないか、しっかりと確認しておく必要があります。また、不明な作業項目がないか料金の内訳も併せてチェックしておきましょう。不明な点がある場合は、依頼前に説明を求めておくことをおすすめします。

 

見積もりの内訳や作業内容を説明してくれる

 

信頼のおける業者は、必ず作業内容と費用について事前に説明を行ってから作業に取り掛かります。事前に何の説明もしないまま、強引に作業を始めようとする業者は要注意です。

 

もちろん、状況によって料金が変わってくる水まわりの施工では、現状を確認してからでないと見積もりを出せないことはよくあります。その場合には、現状の確認にも料金が発生するかを明確にしてから依頼しましょう。業者によっては、見積もりにお金がかかることもあります。

 

また、実際に作業をしてみて、見積もりと異なる状況だった場合に、追加費用が発生することはあります。現場の状況によって金額が変わること自体は問題ありません。大事なのは、追加費用の発生の有無ではなく、「説明をしたうえで、依頼主が同意してから作業する業者」かどうかです。

 

明瞭な料金体系が公開されている

 

当然ではありますが、なるべく料金形態が明確でわかりやすい業者を選びましょう。見積もりよりも高くなる場合には、料金が追加になることとその理由について、作業を行う前に説明してくれる業者だとなお安心です。

 

「○円〜」と最低金額だけを表示する業者は、追加料金や出張料、見積もり料金で請求金額が膨れ上がる可能性があります。

 

また、「初回半額」など謳っている場合も、半額になる対象が何の料金なのかをハッキリとさせておきましょう。半額になる対象が施工費用のみで、出張費などが加算されて、結果的に高額な請求となるパターンもあります。

 

見積もりを取るときも総額でいくらになるのかをしっかりと確認してください。

PL保険に加入している

 

PL保険(生産物賠償責任保険)とは、工事事業者が行った仕事が原因で他人にケガをさせたり物を壊したりした場合、事業者が支払う賠償金を補償するための保険です。PL保険に加入している業者の場合、万が一工事が原因でケガをしたり、物が壊れたりしても、事業者が賠償金を支払う仕組みがきちんとできているといえます。

 

もし加入していない場合は、工事ミスがあったときに、事業者と依頼主のどちらが損害を被るのか、トラブルになることも少なくありません。PL保険へ加入していること自体が、「トラブルが起こった際には責任を持つ」という姿勢の表れといえます。

 

こんな業者には注意!気を付けたい水道業者の特徴

水まわりの施工は、ケースバイケースで料金が変わるため、一律の料金が設定されていないのが一般的です。そのため、料金トラブルが発生しやすく、施工後に請求された金額を見てびっくりしたというケースも珍しくありません。

 

そのため、ここからは、注意すべき水道業者の特徴をお伝えします。

●不要な工事やオプションの追加を勧めてくる
●法人の情報を掲載していない
●過剰に高い・低い料金を提示する
●見積書を作成しない
●不安をあおる・契約を急かす

 

上記のような特徴を見つけたら、緊急であっても他の業者に任せるほうがよいでしょう。場合によっては、数十万円という高額請求をされた事例もあるため注意が必要です。

 

不要な工事やオプションの追加を勧めてくる

 

ちょっとした修理や交換で済む予定だった工事に、不要なオプションをすすめてくる業者もいます。実際に、追加工事を依頼したことによって、請求金額が高額になったケースは少なくありません。

 

「この部分も工事しておけば、将来的に安心です」

「まとめて工事することで値引きできますよ」

 

このように、今すぐ必要ではない工事をすすめてくる場合もあります。

 

業者からの提案を、安易に信用するのは危険です。なかには良かれと思って提案してくれている場合もありますが、少しでも疑問に感じるところがあったら、その場での追加契約は断った方がよいでしょう。

 

とくに「今だけ」などと言葉たくみに追加契約を急かす業者には注意が必要です。優良な業者であれば、工事の必要性を教えてくれつつ、考える時間を与えてくれます。「必要だったらまたご依頼ください」と、その場での契約を強引に進めない業者であれば、本当に必要なのかを検討したうえで改めて依頼してもよいでしょう。

 

法人の情報を掲載していない

 

悪評を隠すために、法人の情報を隠している業者もあります。修理業者を選ぶ際には、法人名・住所・電話番号などの情報が、記載されているか確認しましょう。

 

Webサイトはもちろん、新聞の折込チラシなどの場合も同様です。記載されている住所や電話番号を検索するなど、確認しておくことをおすすめします。これは情報の記載がない業者は、何かトラブルが発生したときに連絡が取れなくなる可能性があるためです。

 

また、修理や工事に訪れた際に、名刺も社員証も提示がない場合は、提示を求めたほうが安心して作業を依頼できます。賃貸物件の場合、管理会社手配の業者ならあえて社名等を提示しないこともありますが、念のため誰が担当だったのか控えておいたほうが安心です。もし不安な場合は管理会社に確認しましょう。

 

過剰に高い・低い料金を提示する

 

複数社で見積をとると、過剰に高かったり低かったりする料金がはっきりとわかります。できるだけ出費を抑えたいからと、できるだけ安い業者に頼みたくなりますが、雑な施工をされた結果、追加で再度工事が必要になっては元も子もありません。

 

また、「格安!」「業界最安値!」を謳っている業者にも注意が必要です。どのような製品・サービスでもそうですが、安いのには何か理由があるものです。安さを謳っている場合は、技術力が足りないスタッフが来るかもしれません。

 

見積書を作成しない

 

口頭の説明だけで作業を始めようとする業者も避けましょう。見積書がないと、後からトラブルになったときに事前に提示された金額を証明できません。必ず見積書を出してもらい、どのような施工を行い、何にいくらかかるのか確認しておきましょう。

 

また、作業内容の説明があいまいだったり、「作業が伴う場合のみ、見積作成無料」という業者にも、安易に依頼するのは避けましょう。何とか消費者を騙そうとしている業者では、実際に作業を行ったとしても、不必要な工事の代金を要求されるケースもあるので注意が必要です。

 

いかに誠実な業者かを見極めることが重要になります。

不安をあおる・契約を急かす

 

高額請求のトラブルとして「不安をあおって契約を急かす」という手口はよく見られます。水道業者への依頼が初めてだったり、関連する知識が少なかったりする人にとって、提示された金額が適正な価格か判断するのはかなり困難なことです。

 

悪質な業者は、消費者の弱みに付け込んで「追加でこの作業をしないと、またすぐ詰まる」「今なら○円の値引きが可能」などと、不安をあおりながら今すぐ契約するよう迫ります。

 

もし少しでも不安や違和感を覚えるような言動がある場合は、無理にその場で判断する必要はありません。本当に必要な工事であれば、後日改めて違う業者に見積もりを取ったほうが、安心して依頼できるでしょう。

 

お風呂の排水口のつまりを業者に依頼したときの費用相場

業者に依頼した場合の費用の主な内訳は、基本料金・作業費・出張費です。場合によっては特殊作業料や部品料が発生することもあります。

 

金額は、つまった箇所までの長さや立地条件、詰まりを取り除くために使用する道具によって変わってきますが、6,000円〜50,000円が一般的です。

 

軽度の場合:薬品洗浄
中度の場合:ワイヤーの先端に金具のついた「トーラー」や「ドレンクリーナー」と呼ばれる道具での作業
重度の場合:高圧洗浄機による作業

 

重度になればなるほど、料金は高くなります。

 

また、高圧洗浄機を使用する場合、つまった箇所が浅いと数万円ですが、マンションなどの配管が長い環境だと10万円を超える料金がかかることがあります。

 

正確に費用を把握したい場合は、業者への見積依頼が確実でしょう。ただし、業者によっては見積もり料や調査料を設定している場合もあるので、依頼前に業者の公式サイトなどをよく確認しましょう。

 

まとめ

 

お風呂の排水口は、石鹸カスや髪の毛、皮脂が流れ込むため比較的つまりやすい排水口です。こまめに掃除をしなかったり、髪の毛などの固形物を流したりすると、流れが悪くなり、放置していると完全につまってしまいます。

 

一般的に、初期設備の故障したときの費用負担は、貸主側にありますが、放置によるトラブルであれば入居者負担と判断される可能性もあります。普段からこまめに清掃をして、自身でのメンテナンスを怠っていないことがわかるよう、水の流れが悪いと感じたら早めに管理会社や大家さんに相談しましょう。

 

自分で業者を探し、依頼する場合は、悪質な業者に注意が必要です。施工後に見積もりにない高額な料金を請求してくる業者もいるため、本記事で紹介した業者選びのポイントや、注意すべき業者の特徴を参考に、信頼できる業者を選んでください。

 

水道屋本舗では、24時間電話でのご連絡を受け付けています。急なごトラブルのご相談も可能です。お見積もりも無料なので、水の流れの悪さやつまりが起きたときは、お気軽にお問い合わせください。

 

高野祐二

水道修理事業会社
株式会社JUNコーポレーション代表取締役
高野祐二

水道設備の配管工として経験を積んだ後に水道屋本舗で水道緊急修理のスタッフとして長年活躍。 2022年より独立し、新たな水道緊急修理の会社である株式会社JUNコーポレーションの代表取締役に就任。水道修理スタッフの育成に尽力。

保有資格
- ガス可とう管接続工事監督者
- 給水装置工事主任技術者

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