目次
- 1 トイレットペーパーを大量に流すと詰まる可能性がある
- 2 トイレットペーパーが詰まった時のサイン
- 3 トイレットペーパーが詰まってしまう原因
- 4 トイレットペーパーが詰まったと感じたときにやってはいけないこと
- 5 トイレットペーパーが詰まった時に自分でできる対処法5選
- 6 トイレットペーパーの詰まりを放っておくと起こるトラブル
- 7 トイレ詰まりを起こさないためのポイント
- 8 トイレットペーパーの詰まり解消は業者に依頼した方がいい場合もある
- 9 トイレットペーパーの詰まり解消を業者に依頼するメリット
- 10 水道屋本舗に依頼するときの費用
- 11 水道屋本舗に依頼するメリット
- 12 まとめ:トイレットペーパーの詰まりは早めに対処しよう
トイレットペーパーを流しすぎると、詰まりが生じる可能性があります。トイレで詰まりが生じると、水の流れが悪くなったり、逆流したりする危険性があるため要注意です。
本記事ではトイレットペーパーが詰まった時に見られるサインやその原因、対処法、放置すると起こりうるトラブルなどについて詳しくまとめています。
「トイレットペーパーが詰まって困っている」「トイレットペーパーを詰まらせずに生活したい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
トイレットペーパーを大量に流すと詰まる可能性がある
トイレットペーパーを一度に大量に流すと、排水管が詰まる可能性が高まります。通常、トイレットペーパーは水に溶ける性質があります。しかし、一度に水に流すことができる量には限度があり、一定量を超えると、紙が一度に大量の水分を吸収し固まることもあります。
この固まりが排水管に詰まり、水の流れを阻害します。詰まりが発生すると、水は流せなくなるため便器内に水が貯まります。さらに、水が逆流して、便器から汚物や水が飛び出してしまう恐れもあります。
そのため、トイレットペーパーを使う際は、1回あたりの使用量は適量に留めておくことが大切です。一度に大量に流しすぎず、こまめに分けて流すようにすれば、トイレットペーパーが詰まる心配も少なくなります。
トイレットペーパーが詰まった時のサイン
トイレットペーパーが詰まったことは、主に以下のようなサインにより気付くことができます。
- 水が流れなくなった
- 便器内の水位が上がった
- トイレから異臭がする
- 水を流すときに異音がする
詰まりの症状に早期で気づくためには、どんなサインがあるのか把握しておくことが大切です。それぞれのサインについて、詳しく解説します。
水が流れなくなった
トイレットペーパーが詰まった時の最も分かりやすいサインが、水が正常に流れなくなることです。通常だと、トイレのレバーを引くと水はスムーズに流れます。しかし、詰まりが発生していると、水が便器内に留まるためほとんど排水されません。
この状況が続くと、さらにトイレットペーパーや汚物、水がたまり、詰まりの症状が重症化します。初期段階でしっかりと対応しておかないと、完全に詰まってしまい、トイレを使用できなくなる可能性もあるのです。さらに、悪臭が広がる懸念もあり、衛生状態も悪化します。
そのため、少しでも水の流れが悪いと感じたら、排水管内にトイレットペーパーが詰まっている可能性があることが考えられます。この場合にはトイレの使用は一旦控え、早急に詰まりを取り除く対策を行うことが重要です。
便器内の水位が上がった
便器内の水位が上がることも、トイレットペーパーが詰まった時によく見られるサインです。通常はトイレを流した後、便器内の水位が一定のレベルに戻ります。しかし、詰まりが発生している状態だと、排水はスムーズに行われません。結果として、便器内に水が溜まり、水位も通常時に比べて高くなります。
そのまま水位の上昇を放置しておくと、当然便器から水が溢れ出す可能性があります。用を足した後の場合は、汚物も含まれているので、トイレ内や自宅内の衛生状態が悪くなる点にも注意が必要です。
詰まりは軽度な場合であっても、水位の上昇がみられることがあります。通常時と比べて排水した後の水位に違和感があると感じた時は、早急に対処することが大切です。
トイレから異臭がする
トイレから異臭が漂うことも、トイレットペーパーが詰まった時によく見られるサインです。これは排水が正しく行われず、便器内や排水管内に本来流されるべき汚物が留まることにより生じます。長い時間汚物が滞留している場合は、腐敗が進むため異臭もきつくなるため注意が必要です。
程度によっては、異臭がトイレ内にとどまらず、廊下や周囲の部屋にも拡大してしまう恐れがあります。トイレから発生する異臭は衛生環境を悪化させることはもちろん、居住者の体調面にも悪影響を及ぼしかねません。
そのため、トイレから異臭が漂うというサインがあった場合は、詰まりが発生していることを疑いましょう。放置すれば事態は悪化するしかないため、早急に原因を究明した上で対処することが求められます。
水を流すときに異音がする
水を流す際に通常とは異なる異音が聞こえることも、トイレットペーパーが詰まっている可能性を示すサインとなります。具体的には、「ゴボゴボ」という空気が逆流するような音が聞こえたり、水の流れる音が異常に小さくなったりするといった現象が挙げられます。
このような音が発生するのは、排水管内に詰まりが生じており、スムーズに水が流れなくなっているためです。詰まりによって排水管のどこかに障害物があり、水と空気が正常に通過できなくなっている状態を表しています。
異音は比較的詰まりの程度が軽い初期段階であっても聞こえることがあります。早めに気づければ早めに対処できるため、事態を悪化させる心配はありません。
詰まりが進行すると、異音が大きく、さらに頻繁に聞こえるようになります。そのまま放置すると完全に詰まり、水が一切流れなくなる可能性もあるでしょう。ここまで来ると手遅れなので、異音を感じた時はすぐに対処することが大切です。
トイレットペーパーが詰まってしまう原因
トイレットペーパーが詰まってしまう原因として考えられるのは以下の3点です。
- 大量のトイレットペーパーを流してしまった
- 水に溶けないペーパーを流してしまった
- 元々異物が詰まっていた
上記の原因を理解しておけば、トイレットペーパーの詰まりの未然防止も可能です。それぞれの原因について、詳しく解説します。
大量のトイレットペーパーを流してしまった
トイレットペーパーは基本的には水に溶けやすく作られています。しかし、一度に大量に流した場合はすべてが溶け切らずに排水管内で固まり、詰まりの原因となるケースも珍しくありません。
例えば、配管が古く老朽化していたり、管径が狭かったりする場合には、ごく少量のトイレットペーパーしか流していなくても詰まりを発生させる可能性があります。また、海外製のトイレットペーパーは、必ずしも水に溶けやすい性質のものばかりではありません。
そのため、利用するか否かは慎重に検討するべきです。例えば、欧米製のトイレットペーパーは、厚手で溶けにくくなっているものもあります。
大量のペーパーを流して排水管内で一度に水分を吸収すると、紙が膨張します。それが詰まりを生じさせ、さらに後から流れてくる他の物質とも絡み合って固まり、詰まりが深刻化することも珍しくありません。
水に流せるペーパーであっても、一度に流せる量には限度があることを理解しておきましょう。どうしても多くのトイレットペーパーを流さなければならない場合でも、小分けにして流すなど工夫することで、詰まりの発生を抑制することができます。
水に溶けないペーパーを流してしまった
トイレットペーパー以外の、水に溶けないペーパーを流した場合も詰まりの原因となります。キッチンペーパー、ティッシュペーパー、ウェットティッシュといった紙類がその一例です。
このようなペーパーは水に溶ける性質がないため、排水管内で分解されずに留まります。さらに、トイレットペーパーに比べると繊維が強く、水を吸収したまま分解されにくいので、排水管内で蓄積されやすいのが特徴です。そして、後から流れてくる物質なども吸収しつつ詰まりを発生させます。
トイレットペーパー以外のペーパーを詰まらせると、簡単には解消できません。軽度なら専門の器具を使って自分で対処できますが、重度な場合だと業者に修理を依頼する必要も出てきます。
余計な詰まりを発生させないためには、とにかくトイレットペーパー以外のペーパーは流さないと徹底することが大切です。
元々異物が詰まっていた
既に排水管内に異物が詰まっている場合、トイレットペーパーの使用量が正常であっても、流れる過程で引っ掛かり詰まりを発生させることがあります。
異物として考えられるのは主に、小さなおもちゃ、歯ブラシ、アクセサリー、ペットボトルのキャップなどです。こういった異物は、知らず知らずのうちに落として水で流してしまうこともあります。
特に、排水管の曲がり角や接合部に異物が引っ掛かった場合は、後から流れてくるトイレットペーパーが積み重なりやすくなり、やがて詰まりの原因になるでしょう。そうすると、トイレの排水力が落ちたり、逆流が発生したりします。
本来トイレに流すべきではない異物を落とした場合は、気づいた時点ですぐに取ることが大切です。しかし、なかなか落としたことにも気づけない、という方も一定数いるでしょう。
後になって気づいた場合も、ワイヤーブラシなどを使えば対処できますが、詰まりの位置が深かったり、規模が大きかったりする場合には専門業者への依頼が必要となります。
トイレットペーパーが詰まったと感じたときにやってはいけないこと
トイレットペーパーが詰まったかも、と感じた時には以下のことをやってはいけません。
- 無理に水を流し続ける
- 強力な薬品を投入する
- 異物を追加で流す
- 専門知識なく配管を分解する
上記のことをやると、詰まりの症状が悪化する可能性もあります。それぞれの点について、詳しく解説します。
無理に水を流し続けること
トイレットペーパーが詰まった時、無理に水を流そうとする行為は絶対にNGです。何となく「もう1回水を出せば流れるのでは?」と感じるかもしれませんが、逆効果にしかなりません。
詰まりが発生している場合、水は通常通り流れなくなります。追加で流そうとした水も十分に流れず、便器内に留まり、やがて溢れ出すリスクが高まるでしょう。すると、トイレ内が水浸しになります。さらに、溢れ出した汚水が床や壁にも広がっていき、部屋全体が不衛生な状態になりかねません。
また、アパート、マンションなどの共同住宅に居住している場合、溢れ出した水が階下にも浸透して重大な影響を及ぼす可能性があります。無理に水を流し続けることは、百害あって一利なしということです。
詰まりが発生していると感じた時は、第一に「これ以上水を流さない」ということを優先しましょう。水を流さないだけでも被害の拡大を抑えられるため、その後の対処や復旧作業が楽になります。
悪化する前に、水道屋本舗まで一度ご連絡ください。
強力な薬品を投入すること
トイレットペーパーが詰まった時、強力な薬品を投入すれば強引に紙を溶かして、流せるようになるのではと考える人もいます。しかし、その思考は非常に危険です。市販されている強力な化学薬品を使うと、確かに詰まりを解消できる場合もあります。
一方で、排水管、トイレ本体を損傷させてしまうリスクも非常に大きいため注意が必要です。特に強酸性、強アルカリ性の薬品は、配管内部を腐食させたり、プラスチック、ゴム部分などを劣化させたりする可能性があります。詰まりを解消できても、トイレ自体が壊れて使い物にならなくなれば意味がありません。
また、強力な化学薬品を適切に使用しなければ、人体の健康にも危険を及ぼす可能性があります。例えば、揮発性が高い薬品を使用した場合、そのまま空気を吸い込むと呼吸器に悪影響を与えます。皮膚に直接触れた場合は、やけどを引き起こすかもしれません。
さらに、薬品の組み合わせ次第では、有毒ガスを発生させることもあります。専門的な知識が乏しいなら、化学薬品の使用は絶対に避けるべきです。
どうしてもすぐに詰まりを解消したいなら、薬品には頼らず、まずは物理的な方法で詰まりを取り除くことを検討しましょう。
悪化する前に、水道屋本舗まで一度ご連絡ください。
異物を追加で流すこと
既にトイレットペーパーが詰まっている時に、さらに追加で異物を流すのは絶対にNGです。重みを加えることで詰まりを強引に押し出せるのでは、と考えるかもしれませんが、結局は事態を悪化させることしかありません。
特に、厚手のペーパーやティッシュ、紙おむつ、生理用品といった異物は水に溶けにくく、むしろ水を吸収して膨張するため、詰まりをより深刻にします。詰まりの規模は大きくなればなるほど、自力で除去するのが難しくなるので、一旦詰まりが生じた時は「これ以上悪化させない」と考えることが大切です。
悪化する前に、水道屋本舗まで一度ご連絡ください。
専門知識なく配管を分解すること
トイレットペーパーが詰まった時、専門知識も技術もないのに配管を自分で分解するのは非常に危険であり、やってはいけません。配管は適切な手順にしたがって、適切な工具を使用しないと簡単に損傷する危険性があります。
また、配管内部には高圧の水が流れているケースもあるため、誤って分解すると急激な水の噴出が発生して、周囲が水浸しになりかねません。さらに、配管のシステムは非常に複雑なので、少しでも部品のずれがあると、一気にその機能を失い二度と適切な排水ができなくなる危険性もあります。
最悪の場合には汚物や汚水が逆流して、トイレ内や自宅全体が不衛生な状態にもなりかねません。最終的に配管の分解が必要になることが分かったとしても、自力で作業するのは危険なので必ず専門業者を頼るようにしましょう。
悪化する前に、水道屋本舗まで一度ご連絡ください。
トイレットペーパーが詰まった時に自分でできる対処法5選
トイレットペーパーが詰まった時は、自分で対処できる場合もあります。具体的な対処方法は下記の5つです。
- バケツで水を流す
- 40℃~60℃のお湯を流す
- ラバーカップで押し流す
- 重曹や酢を使う
- ワイヤー式のトイレクリーナーを利用する
それぞれの対処法について、詳しく解説します。
1. バケツで水を流す
トイレットペーパーが軽く詰まっているだけの場合には、バケツで水を流す方法が効果的です。手順としてはまずバケツに水をくみ、便器の中に勢いよく注ぎます。
この時、高い位置から水を流すことによってトイレットペーパーを押す圧力が生まれます。
ただし、詰まりが軽度でない場合は、水を注ぐことでかえって滞留する水の量が増える危険性もあります。すると、便器から水が溢れてくる危険性もあるので、水量を調整しながら慎重に作業することが大切です。
バケツで水を流す方法は、特別な用具が不要、なおかつ簡単に行えるので最初の応急処置として、試してみる価値はあります。この方法で詰まりが解消しない場合には、後述する他の方法を使ったり、専門業者に対応を依頼したりしましょう。
2. 40℃〜60℃のお湯を流す
トイレットペーパーが詰まった際には、40~60℃程度のお湯を使う方法も効果的です。この方法では、お湯の温度が重要となり、熱すぎるお湯を使うと便器や配管を損傷させるリスクがあるので注意しましょう。
具体的なステップとしては、まず40~60度程度のお湯を準備します。そして、ゆっくりと少量ずつ、便器内に注いでください。適温のお湯を少しずつ流すことによって、詰まっているトイレットペーパーを柔らかくします。すると徐々に詰まりが緩和される可能性があるという仕組みです。
お湯を注いだ後、少したってからトイレのレバーを引いて水を流してみましょう。一部でもトイレットペーパーが流れるようになると、連動するように他のトイレットペーパーも流れ、詰まりが解消します。
この方法も使うのはお湯のみであり、特別な道具、化学薬品などは必要としません。そのため、初めての方であっても、安心して作業できるでしょう。
3. ラバーカップで押し流す
トイレットペーパーが詰まった時は、ラバーカップを使うのも効果的な対処法です。ラバーカップは「プランジャー」と呼ばれることもあります。
ラバーカップを便器に密着させて、上下に押し引きすることで詰まっているトイレットペーパーに圧力がかかり、うまくいくと詰まりを解消できます。物理的な力で詰まりを取り除くというイメージです。
実際にラバーカップを使う時は、まず便器内の水位を確認します。ラバーカップがしっかりと水に浸る状態にしたいので、水位が不足している時はバケツなどを使って水を追加しましょう。
ラバーカップを便器の排水口に密着させたら、上下に力を入れて動かします。最初はゆっくりと動かしつつ、効果がないと感じたら徐々に力を強めていくのがおすすめです。あまり大きな力を加えすぎると、便器内の水が飛び散る可能性もあるので注意しましょう。
また、ラバーカップを押した後に引く時は、排水口に密着した状態を保つことが重要です。
ラバーカップは市販されているため、スーパーマーケットやドラッグストアなどで簡単に入手できます。家庭でも簡単にできる対処法なので、万が一詰まりが発生した場合のために、常備しておくのがおすすめです。
4. 重曹や酢を使う
トイレットペーパーが詰まった時は、重曹と酢を使って解決できる場合もあります。この方法だと、化学薬品を使用しないため環境にも優しく、初心者でも安全に作業が可能です。
まずは、便器内に半カップ程度の重曹を振りかけます。次に1カップ程度の酢をゆっくりと便器内に注ぎます。酢を入れると重曹と反応して泡立つので、この状態で30分から1時間程度放置してください。
時間をかけると重曹と酢で作られた泡の効果により、詰まりの原因物質(トイレットペーパー)を溶かします。一定時間が経過した後、バケツで水を流してみましょう。詰まりが解消されていれば、水は通常通り流れます。
既に水位が上昇しており、水を追加するのが不安な場合には、上述したラバーカップを使うのも良いでしょう。
重曹と酢はそれぞれ天然の成分であるため、配管や便器に対してダメージを加える心配がありません。しかし、その分効果も限定的であるため、詰まりの症状が重度の場合には解消できない場合もあります。
5. ワイヤー式のトイレクリーナーを利用する
トイレットペーパーが詰まった時、直接詰まりにアプローチして解決したい場合には、ワイヤー式のトイレクリーナーを使う選択肢もあります。細長い金属製のワイヤーを配管の中に挿入して、それ以上先に進めなくなった場合は、そこに詰まりが発生しているということです。
ワイヤー式のトイレクリーナーに抵抗を感じたら、そこでワイヤーを回転させたり、押し引きしたりすることで詰まりに刺激を与えましょう。この操作を何度か繰り返すと、詰まったトイレットペーパーや異物を細かく砕くことができ、詰まりの解消が可能です。
ワイヤー式のトイレクリーナーは、ラバーカップでは対応できない配管深くの詰まりに対してもアプローチできます。また、ハンガーでの代用も可能なので、トラブル対応のために新しくワイヤー式トイレクリーナーを購入する必要もありません。
なお、ワイヤー式のトイレクリーナーを使う時は便器内や配管を傷つけるリスクがあります。あまり強引に広く動かしすぎないように注意してください。便器や配管が傷つくと、詰まりを解消できてもトイレそのものを修理しなければならなくなる可能性もあります。
トイレットペーパーの詰まりを放っておくと起こるトラブル
トイレットペーパーの詰まりを放置しておくのは危険です。対応せずに放置していると、以下のようなトラブルが起こる可能性があります。
- 便器ごと交換が必要になる
- 下水道から汚水が逆流してくる
- (集合住宅の場合)他の部屋に影響が出る可能性もある
それぞれ詳しく解説します。
便器ごと交換が必要になる
トイレットペーパーの詰まりを放置しておくと、詰まりがさらに悪化し、最終的には便器自体の交換が必要になる可能性があります。詰まりが原因で水が逆流し続けると、便器内部に亀裂が入ったり、便器の素材が劣化したりするリスクが高まるためです。
また、詰まりを放置しておくと、徐々に詰まりの症状が重度になります。この時点で詰まりを解消しようとすると、無理な力をかけることとなり、便器や配管を損傷させる可能性も高まるでしょう。
詰まりの修理だけなら安い費用で済みますが、便器自体交換することになると、当然費用がかさみます。また、すぐに工事が終わるとは限らないため、数日間は自宅のトイレが使えなくなるかもしれません。
放置するとどんどんデメリットが大きくなることを考えれば、すぐに対応することが大切だと分かります。
下水道から汚水が逆流する
トイレットペーパーの詰まりを放置し続けると、下水道から汚水が逆流するリスクも高くなります。詰まりが原因で正常な排水が阻害され、排水管内に水がどんどん溜まるためです。最終的には逆流して便器や洗面所から汚水が溢れ出すことがあります。
この汚水は悪臭を放つだけでなく、病原菌や有害な化学物質を含んでいることもあります。そのため、健康に深刻な影響を与えるかもしれません。さらに、逆流した汚水が床や壁にも浸透すると、カビの発生や建物の構造的な損傷を引き起こし、修復が非常に困難になることもあります。修復可能であったとしても、工事には高額の費用がかかることになるため注意が必要です。
(集合住宅の場合)他の部屋に影響が出る可能性も
集合住宅でトイレットペーパーの詰まりを放置すると、他の部屋にも深刻な影響が及ぶ可能性があります。詰まりが悪化し、排水管全体が塞がれることにより、同じ配管を共有している他の部屋にも水が逆流するなどの影響が出ることがあるためです。
また、トイレから水が逆流して床に浸透すると、そのまま下の階に水漏れを発生させることもあります。
さらに、詰まりによる影響が建物全体に広がると、配管システム全体を修理する必要が生じ、大規模な工事が必要となることもあります。修理費用が膨大になり、住民全体に負担がかかる可能性があるので注意が必要です。
集合住宅の場合は異変があった際、早めに管理会社に連絡することで、被害が拡大するのを未然に防止できます。
トイレ詰まりを起こさないためのポイント
トイレで詰まりを起こさないためのポイントは下記の4つです。
- 大量のトイレットペーパーを流さないこと
- 適切な量の水を流すこと(水量不足に注意する)
- 流せるペーパーでも大量に流しすぎないこと
- 便器は定期的に掃除すること
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
大量のトイレットペーパーを流さないこと
トイレの詰まりを起こさないために、最も基本となるのはトイレットペーパーを流しすぎないことです。トイレでは一度に処理できるトイレットペーパーの量に限度があります。その許容量を超えると、当然うまく排水できず、詰まりの原因となるのです。
トイレを使用する際は、一度に大量のトイレットペーパーを流すのではなく、複数回に小分けにして流すことを心がけましょう。水を流す回数が多くなる分には、詰まりの発生原因にはなりません。
適切な量の水を流すこと(水量不足に注意する)
トイレの流水量は、レバーを回す方向によって調整できる場合があります。節水のためになるべく少量の水しか流さないという人もいるかもしれませんが、排泄物の量やトイレットペーパーの量次第では、その節水意識が詰まりの原因になることもあるため注意が必要です。
1回で流す水の量が多い分には、詰まりの原因にはなりません。家計を考えると基本的には節水を奨励しますが、場合に応じては一度に多めの水を流すことも検討する必要があります。
流せるペーパーでも大量に流しすぎないこと
トイレットペーパー以外でも、水に流せる性質のペーパーはあります。しかしいくら水に流せると言っても、やはり大量に流すと詰まりの発生原因となるため注意が必要です。
基本的に、トイレではトイレットペーパーのみを流すようにしましょう。どうしてもトイレットペーパー以外のペーパーを流したい時は、一度に大量に処理するのではなく、少量に複数回分割して流すのがおすすめです。
流せるペーパーであっても、汚物を拭いたものでなければ、ゴミ箱に捨てるなどの方法も併用すると良いでしょう。
便器は定期的に掃除すること
便器を定期的に掃除することも、詰まりを未然に防止する方法として有効です。汚れやカルキ、トイレットペーパーの残りカスが配管内に溜まると、これが徐々に蓄積して詰まりの原因になります。特に排水口周辺は、汚れや異物が詰まりやすくなるので、専用のトイレブラシや洗剤を活用して、定期的に掃除を行いましょう。
使用頻度にもよりますが、1週間に1回くらいは掃除する意識を持っておくと良いでしょう。頻繁にトイレ掃除することで、小さな異変にも気づけるようになります。
また、日々トイレ掃除する習慣があると、トイレの衛生状態を保つこともできます。衛生環境を保ちつつ、詰まりの未然防止もできるため、一石二鳥です。
トイレットペーパーの詰まり解消は業者に依頼した方がいい場合もある
トイレットペーパーの詰まり解消は、軽度な場合には自分で対処できます。しかし、状況によっては業者に依頼した方が安全で確実です。
例えば、トイレットペーパーが配管の奥深くで固まってしまったり、排水が全く流れないような深刻な詰まりが発生した場合、専用の道具や技術が必要になります。この状況だと、自分で対処するのはなかなか難しいでしょう。
一方で、業者は専門的な知識と高度な器具を持っています。そのため、配管の状態を正確に把握し、適切に対応することが可能です。
また、誤った方法で詰まりを解消しようとすると、配管や便器を損傷させるリスクもあります。その結果、修理費用がかさみ、本末転倒な事態にもなりかねません。
さらに、詰まりが繰り返し発生する場合や、悪臭や汚水の逆流が伴う場合は、根本的な問題がある可能性が高いでしょう。この場合は、業者に依頼して原因を特定し、適切な修理を行うことが重要です。
トイレの詰まりに気づいた時の一時対応を自分で行いつつ、簡単に解決できそうにない場合は業者への依頼を検討しましょう。
トイレットペーパーの詰まり解消を業者に依頼するメリット
トイレットペーパーの詰まり解消を業者に依頼する時のメリットは、下記の4点です。
- 原因究明から対処までをスムーズに対応できる
- 専用の工具で修理することが可能
- 2次被害が起こるリスクを最小限に抑えられる
- もしもの場合に備えた保険に業者が加入している場合がある
それぞれ詳しく解説します。
原因究明から対処までをスムーズに対応できる
トイレットペーパーの詰まりを業者に依頼するメリットの1つ目は、原因究明から対処までをスムーズに進められる点です。詰まりの原因は、単なるトイレットペーパーの詰まりに留まりません。配管の老朽化や異物の混入、排水管の根本的な問題など、さまざまな要因が絡んでいることがあります。
専門業者は長年の経験と専門知識、社内で蓄積されてきたノウハウ等を活かして、詰まりの根本原因を迅速かつ正確に特定します。
例えば、専用のカメラを使用して配管内部をチェックするなど、一般人には行えないような精密な調査も可能です。このような専門的なアプローチにより、問題の発見と解決が早く行われます。業者に対応を依頼すると、詰まりが再発するリスクを低減できるでしょう。
さらに、業者は詰まりの種類に応じて最適な対応策を選び、必要に応じて配管の清掃や修理を行います。これにより、トイレの詰まりが短時間で確実に解消され、日常生活における不便が最小限に抑えられるのです。また、業者はトラブル解消後も原因に応じたアドバイスを提供し、再発防止策を提案することが多いため、安心してトイレを使用できるようになります。
専用の工具で修理することが可能
トイレットペーパーの詰まりを業者に依頼するもう一つのメリットの2つ目は、専用の工具を使って修理を行えることです。詰まりの程度や原因によっては、一般家庭にもあるラバーカップや簡易的なドレンクリーナーでも解消できます。しかし、詰まりが重度な場合は、一般家庭にある道具では解決できません。
特に、トイレットペーパーが配管の深部で固まっている場合、異物が複雑に絡んでいる場合などは、専用の工具が必要となります。業者は、電動ドレンクリーナーや内視鏡カメラ、強力な吸引機など、専門的な機材を適切に使って詰まりを効率的に解消します。
これらの機器は、強い圧力や回転を利用して、詰まりの原因を粉砕したり押し流したりするため、効果的です。また、配管を傷つけずに詰まりを解消する技術も業者は持っています。そのため、トイレや配管にダメージを与える心配もありません。
さらに、業者は詰まりが非常に頑固な場合や、複数の原因が絡み合っている場合でも対応可能で、家庭用のツールでは対応できない作業でも安全に行えます。このように、業者に依頼することで、トイレの詰まりが速やかに、かつ確実に解消される点は、大きなメリットです。
2次被害が起こるリスクを最小限に抑えられる
トイレットペーパーの詰まりを業者に依頼することのメリットの3つ目は、2次被害が起こるリスクを最小限に抑えられる点です。トイレの詰まりを放置したり、不適切な方法で詰まりを解消しようとすると、詰まりの悪化、汚水の逆流や配管の破損などの2次被害が発生するリスクがあります。
例えば、詰まりを無理に解消しようと水を流し続けると、便器から水が溢れ出し、床や壁に汚水が浸透してしまうかもしれません。このような事態が発生すると、トイレの修理だけでなく、床材や壁材の修復、さらにはカビや悪臭の除去など、追加の修理が必要になり、修理費用が大幅に増額する可能性もあります。
業者は詰まりの程度を的確に判断し、必要な対策を講じることで、こうした2次被害を未然に防止してくれます。例えば、逆流のリスクがある場合は、適切な工具や方法を用いて、詰まりを安全に取り除きます。
また、作業員は配管や便器に過度の負担をかけないよう注意を払うため、トイレが劣化したり、故障したりするリスクもありません。業者に依頼すれば、予期せぬトラブルの発生を防ぎ、修理が確実かつ安全に行われるという点で安心感があります。
もしもの場合に備えた保険に業者が加入している場合がある
トイレットペーパーの詰まり解消を業者に依頼するメリットの4つ目は、もしもの場合に備えて業者が保険に加入しているケースがあることです。作業中は配管の破損や便器の損傷など、何らかのトラブルが発生することがあります。このような場合でも、業者が保険に加入していると、その損害をカバーできるため、依頼者が修理費用を負担するリスクが大幅に軽減されます。特に、トイレの修理や配管工事は繊細な作業であり、少しのミスが大きな損害につながることがあります。
また、保険に加入している業者は、顧客に対して安心感を提供する傾向にあります。そのため、信頼性の高いサービスを受けられる点もメリットです。依頼者は安心して業者に作業を任せることができます。万が一、何か問題が発生した場合でも、業者が適切に対応してくれるという点は安心です。
保険が適用されるかどうかは業者によって異なります。そのため、どの業者に依頼するか選ぶ際には事前に確認することが重要です。このように、保険に加入している業者に依頼することで、トイレの詰まり解消作業が安全かつ安心して行われるというメリットがあります。
水道屋本舗に依頼するときの費用
トイレの詰まり修理を水道屋本舗に依頼する際の費用は、その程度によって異なります。これは水道屋本舗の料金が、施工内容ごとに異なるためです。施工内容ごとの料金は、水道屋本舗公式サイトの「サービス料金」のページにて、下記の通り設定されています。
施工内容 | 施工料金 |
ドレンクリーナー使用 | ¥26,400 + ¥1,650/m
(+1mにつき追加料金) |
高圧洗浄機使用 | ¥41,800 + ¥3,300/m
(+1mにつき追加料金) |
洋式トイレ脱着工事費 | ¥60,500 |
和式トイレ脱着工事 | ¥93,500 |
高圧ポンプ使用 | ¥26,400 |
実際にかかる料金は、作業前に行われる見積もりによって確定します。必要に応じて廃材処理費や追加作業費用が加算されることもあるでしょう。
ただし、水道屋本舗では提示された見積もり以外に追加で費用が発生することはないので、安心して依頼できます。
水道屋本舗に依頼するメリット
水道屋本舗にトイレの詰まり修理を依頼するメリットは下記の5点です。
- 相談や点検は無料
- 24時間365日無料電話受付
- もしもの場合も安心なPL保険加入店
- メンテナンス契約を多数請け負っている
- 創業27年100万件以上の修理実績がある
それぞれのメリットを詳しく解説します。
相談や点検は無料
水道屋本舗は相談料、事前の点検料が無料です。そのため、トイレで詰まりが発生した場合でも、まずは費用を気にすることなく、水道屋本舗の専門スタッフに点検してもらうことができます。
実際に作業を依頼するのか、それとも自分で対応するのかは、点検してもらった後に回答すればOKです。また、どの程度の費用、どの程度の期間を要するのかといった情報も、無料で得ることができます。予算や計画を立てやすい点も、水道屋本舗に依頼する大きなメリットです。
24時間365日無料電話受付
水道屋本舗は、年中無休、しかも24時間電話対応をしています。そのため、長期連休中、深夜の時間帯などにトイレのトラブルが発生したとしても、即時相談が可能です。
特に、トイレのトラブルに初めて直面する方は「どうしたらいいのか」と迷ってしまうことも多いでしょう。緊急時であっても、すぐに対応してもらえる点は安心感に繋がります。
自宅に駆けつけてもらえるのは、毎日8時から22時までです。この時間帯以外でも電話は繋がるので、修理予約をスムーズに取り付けることができます。しかも、オペレーターが一時的に取るべき対応を教えてくれるので、「何もできずにひたすら待たされる」という心配もありません。
もしもの場合も安心なPL保険加入店
水道屋本舗はPL保険に加入しています。このため、作業中に万が一事故や損害が発生した場合でも、依頼者側は負担する必要がありません。そのため、安心して水道屋本舗に依頼することができます。支払う料金は、見積もり時に提示された金額だけでOKです。
ちなみに、PL保険とは製品や作業に起因する損害が発生した場合、その損害を補償する保険です。この保険に加入しているかどうかは、業者によって異なります。保険に未加入の業者を利用すると、費用的には安く済むものの、事故や損害発生時は利用者自身が負担しなければならないため、要注意です。
メンテナンス契約を多数請け負っている
水道屋本舗は多くの法人から定期のメンテナンス契約を請け負っています。この中には、大手有名企業も含まれています。
多くの法人からメンテナンス契約を依頼されているという点からも、水道屋本舗が信頼できる業者であり、なおかつサービスの質が高いことが分かるでしょう。水道屋本舗の運営会社である株式会社アクアラインが、東証グロース市場に上場していることも、信頼性を高めている要因です。
トイレットペーパーの詰まりなど、トイレのトラブル、さらに言えば水回り全般のトラブルが発生した時、水道屋本舗に依頼すれば迅速かつ確実な対応を受けられるので安心です。
創業27年100万件以上の修理実績がある
水道屋本舗は創業から27年にわたり、安定して運営されてきました。トイレのトラブルも含めた水回り全般のトラブルに対しては、累計で100万件以上も修理に対応してきた実績があります。長年にわたる実績は、水道屋本舗の信頼性や技術力の高さの裏付けと言えるでしょう。
多種多様なトラブルにしっかりと対応してきた実績があるからこそ、どのような依頼内容であっても迅速かつ確実な修理を依頼することができます。また、100万件もの実績があるのは、顧客に選ばれ続けて来た証拠です。この事実も、水道屋本舗のサービスの質の高さや信頼性の高さを示しています。
トイレのトラブルは日常生活を不自由にする重大な問題であるからこそ、安心して依頼できる水道屋本舗のような業者の存在は重要です。
まとめ:トイレットペーパーの詰まりは早めに対処しよう
トイレットペーパーが詰まった時は、気づいた時点で早めに対処することが重要です。そのまま詰まりを放置しつづけると、以下のような大きなトラブルに発展する可能性があります。
- 便器ごと交換が必要になる
- 下水道から汚水が逆流してくる
- (集合住宅の場合)他の部屋に影響が出る可能性もある
また、「後で対処すればいいや」と考えておくと、気づいたころには復旧が難しい状態になっていることもあります。もちろん業者に依頼すると修理自体はできますが、費用もかなり高額になる可能性があるため、詰まりを放置することは百害あって一利なしです。
トイレットペーパーの詰まりには自分自身で対応できることもありますが、程度によっては対応が難しいこともあります。自分での対応が難しいと感じる場合、もしくは自信がない場合などは、迷わずに業者に依頼するのがおすすめです。
トイレのトラブルに対応する業者は多くありますが、本記事では特に「水道屋本舗」をおすすめしています。水道屋本舗は東証グロース市場に上場する株式会社アクアラインが運営しており、なおかつ累計で100万件以上もの修理実績があるため、信頼性は抜群です。